東京都心では、暑かったと思ったら、一気に肌寒くなり、気温が日替わりとなっています。このコラムでは、気象予報士が最新の気温予想と服装の目安を解説します。
三連休にかけてジグザグ気温!
東京都心では、昨日10日(金)は日差しも出て、夏日一歩手前の24.7度まで上がりましたが、連休初日の今日11日(土)は一転、冷たい雨となっています。最高気温は、未明に20.5度が観測されましたが、日中は右肩下がりとなっていて、肌寒く感じられます。
明日12日(日)は午前中に晴れ間も出て、日中は27度の予想で、昼間は汗ばむぐらいになりますが、スポーツの日の13日(月・祝)は雨と北風で気温がグッと下がり、25度に届くかどうかとなりそうです。
なぜ気温変化が大きい?
この三連休中に関東の気温の変化が大きくなる理由は、雨や風向きにあります。
雨の降る今日11日(土)と13日(月・祝)は低気圧や台風から湿った空気が流れ込み、雨の降る時間が長い一日になるでしょう。風向きも北よりで、実際の気温よりもヒンヤリと感じられるかもしれません。
明日12日(日)は、台風の北上によって、上空に暖かな空気が流れ込み、最高気温が25度を超える予想となっています。日差しが出ると予想以上に気温が上がる可能性もあります。
ただ、雨の降る時間や風向の予測は直前でも変わる可能性がありますので、そらくらの天気予報をこまめに確認することをおすすめします!
気温と服装の目安は?
雨が降り、日中も肌寒い場合は、カーディガンやパーカーなどを使った重ね着がおすすめです。この先、暑くなる日よりも寒くなる日が多くなるため、少しずつ秋服を準備していくと良いでしょう。
また、連休明け14日(火)以降は最高気温が25度前後の日が続きますが、次の週末は再び雨が降り、雨のあとは上空に強い寒気が入り、季節がまた一歩前進しそうです。晴れる日が少ない一週間となりますが、計画的に衣替えを進めていきましょう。