来週後半は寒気グッと南下!北海道の山地は雪予想
向こう1週間のポイントは『気温』です。
本州付近は低気圧や前線の通り道となっていて、南には夏の名残の空気が、北には冬の始まりの空気が控えています。西日本は夏の空気が優勢で、東海から九州は晴れる日を中心に最高気温30度前後の10月とは思えない残暑が続くでしょう。一方、来週8日(水)頃に発達した低気圧が通過したあとは、今シーズン初めて山で雪の降る目安の寒気がグッと南下。来週後半は北海道の山間部で雪の降る可能性があります。最新の情報で確認し、峠道を通る場合は早めに雪道の備えをしてください。
なお、本州の南の海上は海水温の高い状況が続いていて、今夜にも熱帯低気圧が発生する予想です。台風にも目が離せないため、動向にご注意ください。
【冬の空気】来週の後半は北海道の山間部で雪に
向こう1週間は、天気が短い周期で変わるでしょう。週明け6日(月)にかけては東北や北陸、関東で、8日(水)から9日(木)は北日本や北陸を中心に雨が降り、来週中頃は荒天となる可能性がありますので、飛ばされやすい物を室内にしまうなど、対策を行なってください。荒天のあとは上空に強い寒気が入り、北海道の山間部では雪になる所があるでしょう。
朝の最低気温は、北海道で10度ぐらい、東北や北陸、関東は17度前後まで下がり、朝晩はひんやりとした体感になりそうです。日中の最高気温は、北海道は週明けにも暑さがおさまり18度ぐらいになり、来週後半は札幌も15度に届くかどうかでしょう。東北や北陸、関東は25度前後ですが、来週後半にかけてグッと気温が下がり、昼間も長袖が活躍するような気温になりそうです。衣替えを計画的に進めていきましょう。
【夏の空気】東海~九州は真夏日になる日も!
東海から西日本の天気は、明日5日(日)は東海や近畿、中国地方で雨の残る所がありますが、週明け6日(月)以降は日差しが戻りそうです。ただ、湿った空気の影響を受け、すっきりとは晴れず、雲が多めの空が続くでしょう。
朝の最低気温は22度ぐらいで、朝晩は涼しさも感じられそうです。日中の最高気温は晴れる日を中心に30度前後まで上がり、10月としては異例の残暑が続くでしょう。秋の運動会シーズンですが、練習中もこまめな水分補給を心掛け、季節外れの熱中症にならないよう対策を行なってください。
沖縄・奄美は晴れ間の出る日が続きますが、来週中頃から雨が降るでしょう。複数の予測の中には、沖縄方面へ熱帯低気圧が発達しながら接近するものもありますので、念のため最新情報にご注意ください。最高気温は32度ぐらいまで上がり、厳しい暑さが続くでしょう。