【線状降水帯発生予測】今日このあとは関東甲信地方で大雨に厳重警戒!直前にできる大雨対策とは?

前線が西日本から東日本にのびていて、明日4日(木)朝にかけて関東甲信地方を南下するでしょう。前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、大雨災害のリスクが高まりそうです。
今後の大雨の見通しを気象予報士が解説します。

このあと予想される雨の降る量は?

関東甲信地方では、今日3日(水)昼過ぎから夜遅くにかけて、雷を伴った1時間に70ミリの非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
関東甲信地方で予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
▼3日12時から4日12時
関東地方北部 150ミリ
関東地方南部 150ミリ
甲信地方    80ミリ

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京地方は、今日3日(水)夕方から夜のはじめ頃にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。低い土地の浸水や地下施設への浸水、川の増水や氾濫、土砂災害に厳重警戒してください。

直前に確認したい!大雨対策とは?

垂直避難

暗くなってからの避難行動は、周りで冠水が発生しているなど状況が分かりにくいため危険です。周りの様子が分かる明るい内に安全な避難所に身を寄せるなど、早めの行動を心掛けてください。アンダーパスなどの低い土地は浸水したり、都市部では排水機能が追い付かなくなってマンホールから水があふれ出し、吹き飛ぶ可能性があります。地下街や地下室に雨水が流れ込むことがありますので、なるべく高い場所に移動したほうがよいでしょう。
また、避難が難しい場合は垂直避難をし、家の2階以上の崖や川から遠い部屋で過ごすようにしてください。