厳しかった猛暑も落ち着いて欲しい頃ですが、今年2025年の9月は約3年ぶりに皆既月食が見られます!秋雨シーズンではありますが、晴れた日には星空を眺めてみましょう。
筆者一押し!8日(月):約3年ぶりの皆既月食!どんな現象でいつ見られる?
8日(月)の未明から明け方は、皆既月食が観察できるでしょう!日本全国で見られるのは2022年11月8日以来となりますので、約3年ぶりです。食の最大は午前3時12分となります。
皆既月食は、月が地球の影に覆われて起こる天文現象になります。このため、月が欠けたように見えるわけではなく、赤銅色(しゃくどういろ)になった月を見ることができます。肉眼でも観察OKですが、双眼鏡や望遠鏡があると影がクレーターを横切る様子などを観察することが可能です。
例年では、秋雨シーズンとなることもあるため、天気が心配ではありますが、晴れれば全国どこでも観察できますので、少し早起きして月を眺めてみてはいかがでしょうか?
次の皆既月食は来年2026年3月3日で、夜8時33分頃をピークに、天気の条件が合えば全国各地で観察できるでしょう。
12日(金):宇宙の日!1992年に日本人2人目の宇宙飛行士誕生
毎年9月12日は「宇宙の日」です。
1992年9月12日に毛利衛(もうりまもる)宇宙飛行士がスペースシャトル「エンデバー」で宇宙へ飛び立ったことを記念して、制定されました。また、1992年の西暦の末尾二桁の92「九十二」と9月12日の読み方「九十二」が同じで、日本語の語呂合わせになっています。
宇宙の日には、全国の小中学生を対象に作文や絵画のコンテストが開催されていて、宇宙飛行士の講演、天文台や科学館でイベントが行われている場所もありますので、ぜひ調べてみましょう!
なお、日本人初の宇宙飛行士はソ連のソユーズ「TM-11」で1990年に飛び立った秋山豊寛(あきやまとよひろ)氏です。
十五夜のない9月は5年ぶり!次に10月になるのは2028年
十五夜といえば9月とイメージされる方も多いのではないでしょうか?
ただ、今年2025年は十五夜が10月6日(月)となります。10月にずれ込むのは2020年以来5年ぶりです。
そもそも十五夜とは旧暦の8月15日の夜の月を指します。年によって9月になったり、10月上旬になったりして、今年2025年は10月6日ですが、昨年2024年や来年2026年は9月となります。
次回10月に十五夜がなるのは、3年後の2028年で10月3日です。
ここまで今月のおすすめの星空情報を解説しました!
<参考・画像引用>
・国立天文台「皆既月食(2025年9月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/09-topics01.html
・国立天文台「月食一覧」
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse-list.html
・国立天文台「名月必ずしも満月とならず」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF2FCCBEB7EEC9ACA4BAA4B7A4E2CBFEB7EEA4CAA4E9A4BA.html