【気象予報士が解説】暑さのピークはいつ?名古屋は40度に迫る暑さ 猛暑日東京都心では過去2番目に多い記録に

今日22日(金)の最高気温は、愛知県豊田市は38.3度、名古屋は37.9度と東海地方を中心に体温を超える猛烈な暑さに見舞われました。
東京都心は35.2度を観測し、今年の猛暑日日数は17日目と、2023年の22日の記録に次いで統計観測史上2番目に多い記録となっています。

暑さのピークはいつ?明日は二十四節気の処暑で北海道は暦通り暑さ落ち着く

20250822週間天気

この後1週間も、高気圧に覆われる東北太平洋側や関東から沖縄は、晴れ間の出る日が続き、厳しい残暑となるでしょう。暑さのピークは今週末24日(日)頃にかけてで各地で35度以上の猛暑日となりそうです。
特に名古屋では40度に迫る暑さと、命に関わる危険な暑さになるでしょう。
東京都心も明日23日(土)、明後日24日(日)に猛暑日が予想されていて、週明けの25日(月)や27日(水)も猛暑日となる可能性があります。
東北日本海側や北陸は、25日(月)頃にかけて晴れて猛暑日となる所がありますが、その後26日(火)以降は、秋雨前線の影響を受けてくもりや雨の日が多く、気温がトーンダウンしそうです。
北海道は明日23日(土)に真夏日となる所がありますが、秋雨前線の影響を受けやすく、日ごとに気温が下がるでしょう。

9月も太平洋側を中心に厳しい残暑が続く

早期天候情報0821

昨日21日(木)に、東北太平洋側から九州・沖縄に高温に関する早期天候情報が発表されました。
27日(水)頃からの1週間も、東・西日本の太平洋側を中心に平年を上回る気温となり、引き続き厳しい暑さに見舞われそうです。熱中症に厳重に警戒して下さい。

夏バテ症状改善におすすめ食材とは?

ビタミン

連日厳しい残暑が続き、夏バテしてしまった方は、こちらを参考に食生活を見直しましょう。

・食事のポイント
食欲がなく、そうめんやうどんなどの麺類のみで済ませてしまう事があるかもしれませんが、ポイントは「1日3食、バランスの良い食事を摂る」こと!主食(糖質)+主菜(タンパク質)+副菜(ビタミン・ミネラル)の食事の基本を意識することが大切です。
主食に、肉や魚・卵・大豆製品などのタンパク質と、野菜や果物からビタミン、牛乳や海藻類からミネラルと、色々な食材をバランスよく取り入れられるといいですね。例えば、そうめんを食べる場合は、卵やお肉、冷やしトマトなどをトッピングして食べると、栄養バランスが良くなります。

・トマトは夏バテ症状改善におすすめ
トマトは、水分が多く、美肌効果のあるビタミンCや、ミネラル・食物繊維をバランスよく含んでいる食材です。食事に摂り入れると、汗と一緒に流れ出てしまうカリウムやマグネシウムなどを補うことができます。また、トマトの赤色の成分であるリコピンは、強い抗酸化作用があり、低下した免疫機能の改善や紫外線ダメージによるしみ・そばかすの抑制といった効果があります。酸味の正体はクエン酸ですから、疲労回復効果も期待できますよ。
色々な食材を上手に組み合わせて、夏のだるさ・疲れを吹き飛ばしましょう!
夏バテの症状や、そのほかの夏バテ症状改善におすすめの食材はこちらのコラムで紹介しています。