【気象予報士が解説】今年2025年夏の『猛暑』3度目のピークに!8月下旬も猛烈な残暑続く

関東から九州で猛暑日地点が続出!関東や東海は40度近い暑さ

お盆が明けても猛烈な暑さが続いています。
今日19日(火)午前11時20分までの最高気温は以下の通りとなっています。
▼福井県小浜 35.9度
▼兵庫県豊岡 35.5度
▼富山県秋ケ島 35.4度
▼愛知県岡崎 35.4度
▼山梨県大月 35.4度
▼富山県富山 35.4度

このあと、東北南部から中国・四国では35度以上の猛暑日となる地点があり、関東や東海では体温を上回る危険な暑さになるでしょう。
関東から西日本では、この先も夏の高気圧の勢力が衰えず、危険な暑さが続く予想です。

今後の暑さのカギを握るのは『秋雨前線』?

秋雨前線+台風
今日19日(火)は北日本付近を低気圧が通過し、明日20日(水)は前線が停滞するでしょう。北日本付近は、向こう1週間、低気圧が通過しやすく、前線が停滞する日もあり、秋雨シーズン入りとなりそうです。まとまった雨となるため、大雨災害に警戒・注意が必要です。
秋雨前線は空気の境目で、北側には涼しい空気が控えていますが、南側には太平洋高気圧の蒸し暑い空気がある状態です。前線が本州付近へ南下すると、猛暑が若干おさまりますが、今後少なくとも1週間は、太平洋高気圧の勢力が衰えず、関東から九州の広い範囲で猛暑が続くでしょう。

注意が必要な体調不良の症状は?熱中症や夏バテに注意!

熱中症応急処置
・熱中症
厳しい暑さが続き、体に疲れが溜まっている方も多いかもしれません。特にお盆の長期休み明けは、体の暑さの慣れである『暑熱順化(しょねつじゅんか)』がリセットされ、熱中症リスクが高まります。
お子さまや高齢者、持病のある方は熱中症のリスクが高いとされますので、周囲の方が気にかけ、フローを参考に応急対応を行ってください。
・夏バテ
暑さにより自律神経が乱れ、夏バテの症状によって、食欲が落ちている方もいるかもしれません。こちらのコラムを参考に、夏バテ解消メニューを考えてみましょう!
・新型コロナウイルスや百日咳
新型コロナウイルスや百日咳など呼吸器系の感染症の報告数が多い状況が続いています。手洗いに加え、咳などの症状が出ている方はマスクなどするなど、対策を行ってください。