【気象予報士が解説】お盆休み明けは関東や東海は40度近い暑さに!8月後半でも熱中症対策は忘れずに

お盆の長期休みも今日17日(日)で終わりという方も多いかもしれません。例年では、お盆を過ぎると少し暑さがやわらぐ印象がありますが、今年は猛烈な残暑となり、災害級の暑さが予想されています。各地で熱中症に厳重な警戒が必要です!
気象予報士が予想される最高気温に加え、対策についても解説していきます。

今日17日(日)午前中もハイペースで気温上昇!

今日17日(日)は東北から九州で朝から強い日差しが照り付け、午前11時現在、すでに広く30度以上の真夏日となっています。午前11時までに観測された最高気温は以下の通りです。
▼徳島県穴吹  34.9度
▼鳥取県鳥取  34.9度
▼福井県小浜  34.8度
▼愛知県岡崎  34.7度
▼宮崎県西都  34.6度
▼福井県美浜  34.6度
▼東京都八王子 34.6度
▼岩手県岩泉  34.6度

このあともグングンと気温が上昇し、東北太平洋側から九州北部にかけて最高気温が35度以上の猛暑日になる地点が続出しそうです。体温を上回る暑さの所もあり、お盆休み最終日という方は、渋滞中の車内でも熱中症対策を意識してください。

明日はさらに気温上昇!都心は36度予想で関東・東海内陸は40度に迫る


お盆明けとなる明日18日(月)はさらに気温が上昇する所もあるでしょう。
日中の最高気温は、東北南部から九州で35度以上となる所が多く、特に関東や東海は体温超えの暑さが予想されています。名古屋や岐阜、甲府は38度、前橋や埼玉県・熊谷は39度まで上がり、40度に迫る危険な暑さになりそうです。

お盆明けは熱中症になりやすい時期の一つ!対策を見直して

熱中症による救急搬送状況(令和6年)
例年、熱中症による救急搬送者数は、お盆明けに増える傾向があります。お盆休みによって、暑さへの慣れである暑熱順化(しょねつじゅんか)が一度リセットされてしまうことが原因です。

熱中症対策の基本は①水分・塩分補給、②直射日光を避ける、③体を冷やすの3つです。
暑い時間帯の外出は極力控えて欲しいですが、もし必要がある場合は、熱中症対策グッズを持ち歩くようにしてください。