【関東の天気】午前中から雷雲が発生中!いま確認したいゲリラ豪雨の発生前の3つサインを気象予報士が解説

午前中から天気急変!午後はさらに広域に


関東地方では、午前中からすでに雨雲や雷雲が発生しています。今日16日(土)の午後は気温の上昇も加わり、さらに広い範囲で大気の状態が不安定になるでしょう。
関東甲信地方では、局地的に1時間50ミリの非常に激しい雨が降る可能性があり、雨雲が予想以上に発達する場合や、発達した雨雲が停滞すると、警報級の大雨となる可能性があります。

非常に激しい雨ってどんな雨?

非常に激しい雨
1時間に50ミリの非常に激しい雨とは、どのような雨なのでしょうか?
滝のようにゴーゴーと音を立てて雨が降り、傘がまったく役に立たない雨と言われています。屋外の様子は一面白っぽくなり、視界が悪いため、車の運転は危険です。
都市部では、排水機能が追い付かなくなり、マンホールから水があふれ出し、吹き飛ぶ可能性があります。地下街や地下室に雨水が流れ込むことがあり、なるべく高い場所に移動したほうが良いでしょう。

雷雲の接近するサインは?怪しいと感じたら・・・

天気急変のサイン
天気急変の前に現れる3つのサインを覚えましょう。
天気が急変する前には①真っ黒い雲が近づいてきた②雷の音が聞こえてきた③急に冷たい風が吹いてきたという前兆があります。どれか1つでも当てはまれば、積乱雲=雨雲が近づいてくる可能性があります。そらくらの雨雲レーダーで雨雲の様子を確認し、頑丈な建物の中に入るなど、安全確保に努めてください。
雷しゃがみ
お盆休みや夏休み中ということで、屋外レジャーを予定されている方もいるかもしれませんが、屋内への避難が難しい場合は、高い木の近くは落雷の可能性があり、危険ですので、木の下で雨宿りはしないでください。
緊急時は、①頭を下げてしゃがみ姿勢を低くし、②両手で耳をふさぎ③足を閉じてつま先立ちをする、いわゆる『雷しゃがみ』をしてください。雷が止まってから20分以上経ってから安全な場所へ移動するとよいでしょう。