【線状降水帯の発生予測】関東で帰宅時間帯を直撃!大雨災害のリスクが急激に高まるおそれ

関東で線状降水帯の発生の予測!大雨に厳重警戒を

明日11日(金)にかけて梅雨前線が関東地方を南下するでしょう。このため、今夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。局地的に1時間80ミリの猛烈な雨が予想されています。
明日昼前までに予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
▼茨城県        150ミリ
▼栃木県        200ミリ
▼群馬県        150ミリ
▼埼玉県        150ミリ
▼千葉県        150ミリ
▼東京23区・多摩地方 150ミリ
線状降水帯の発生は10日夕方から夜のはじめ頃となっていて、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
低い土地の浸水や土砂災害、川の増水・氾濫に厳重に警戒してください。発達した雷雲の接近する兆しがある場合には建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。

線状降水帯とは?

線状降水帯
気象庁によると、線状降水帯は、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域」と定義されています。

直前の対策は?停電に備えて!

・帰宅時に注意!
アンダーパスなどの低い土地は冠水のおそれがあります。帰宅ルートにある方は迂回路を検索しましょう。
また、雷が鳴っていて、雨脚が強い場合は、その場にとどまることも選択肢の一つです。なるべく2階以上の高い場所に避難しましょう。
・停電に備えて!
落雷によって停電の発生するリスクがあります。直前にできる対策としてスマートフォンやモバイルバッテリーを充電しておきましょう。また、冷房が使えない際に有効なのは保冷材の利用です。すぐにご用意が難しい場合は水を入れたペットボトルを凍らせておきましょう。