沖縄・奄美はすでに梅雨明け!今週は本州で『猛暑』でも…
今週は梅雨が明けたような晴天と猛暑が続きましたが、このまま本格的な夏の到来となってしまうのでしょうか?
先週8日(日)は沖縄地方で統計史上最早タイで梅雨明けの発表があり、昨日19日(木)は奄美地方からも梅雨明け宣言がありました。
梅雨明けの基準とは?
そもそも梅雨明けとは、気象庁による明確な定義はありませんが、その先1週間の予報をもとに、くもりや雨の日が多い天候から、晴れて暑い夏の天候へと季節が変わる頃とされています。
梅雨入りと同様に、天気が移り変わりやすい期間で、その中間の日を推定して発表されます。
気象庁から発表される梅雨明けは、沖縄から東北が対象で、北海道は対象外です。梅雨入り・梅雨明けの発表ともに速報値で、春から夏にかけての実際の天候を考慮して、9月頃に確定値として発表されます。その結果、速報値と確定値で日にちが変更となる場合があります。
梅雨明けした直後は、例年、猛烈な暑さが続き、熱中症による搬送者が急激に増えるタイミングの一つです。また、梅雨明け後も上空に寒気が流れ込むことによって、ゲリラ豪雨などが発生し、天気が急変する可能性があります。
気象予報士が解説!今年の『梅雨明け』どうなる?
今週末には日本海から梅雨前線が接近し、来週は東・西日本も梅雨空が戻るでしょう。梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、激しい雨が予想され、まとまった雨になる可能性があります。
その後の天気は、オホーツク海高気圧や熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧など)の動向が読みにくいものの、夏の高気圧の勢力が強まる見込みで、早ければ7月上旬に平年より早く梅雨明けの発表があるかもしれません。
昨日19日(木)に気象庁から発表された1か月予報によると、来週の28日(土)頃からは東・西日本で太平洋高気圧に覆われやすく、平年に比べくもりや雨の日が少ないと発表がありました。気温も例年より高い予想で、梅雨が明けて連日のように猛暑となる可能性がありますので、暑さに体を慣らす暑熱順化(しょねつじゅんか)を意識しましょう!