群馬県ではすでに体温超えの暑さで東京都心も猛暑日の可能性!午後も関東周辺は危険な暑さが続き、ゲリラ豪雨にも注意

今日17日(火)は朝から気温がグングン上がり、群馬県高崎市の上里見では午前11時30分時点で37.7度まで気温が上がり、体温を超える危険な暑さとなっています。東京都では、青梅・練馬・八王子・府中で猛暑日となっていて、東京都心でも33度を超えていて今年2025年初めて猛暑日となるかもしれません。
この先の暑さの見通しや気温の上がる午後に注意が必要なゲリラ豪雨について気象予報士が解説します。

猛烈な暑さはいつまで続く?この先の気温の見通しは?

フェーン現象

今日17日(火)は関東周辺、明日18日(水)は東海・近畿を中心に危険な暑さが予想され、明日は東海や近畿の内陸部で40度に迫る予想となっています。
この暑さの原因は夏の高気圧が勢力を強め、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいることが考えられます。南風によってフェーン現象が発生し、風下側の地域では乾燥した高温の風が吹きます。

この異例の暑さのピークは19日(木)頃までの予想で、今週末は猛烈な暑さは少しやわらぐでしょう。ただ、昨日6月16日(月)14時30分に気象庁から発表された早期天候情報によると、北海道から奄美地方では6月22日頃から再び10年に一度の高温が予想されています。昼夜問わず熱中症のリスクの高い状態となりますので、室内では冷房を使用し、熱中症に警戒をしてください。

今日午後は関東でゲリラ豪雨のおそれ!空模様の変化に注意して

天気急変のサイン

関東地方では、気温の上がる今日17日(火)このあとは大気の状態が非常に不安定となるでしょう。今日17日(火)昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った1時間に30ミリの激しい雨の降る所がありそうです。
今日17日(火)午前6時から明日18日(水)午前6時までの24時間に予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
・関東地方北部 60ミリ
・関東地方南部 50ミリ
雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。今夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。
屋外でゲリラ豪雨に遭遇した場合、一刻も早く、頑丈でより高い場所へ避難することが大切です。地下街は浸水する可能性があり、水圧で扉が開かなくなることもあるため、高い場所に避難することが重要です。急変の原因や対策についてはこちらのコラムで解説していますので、参考にしてみてください。