【熱中症警戒アラート発表】和歌山県と香川県に発表され沖縄以外では今年初めて!朝から蒸し暑い

朝出かけるときに蒸し暑く驚いた方も多いのではないでしょうか?
けさ(16日(月)朝)は、関東や西日本の各地ですでに気温が25度以上になっている所が多く、このあと日中は西日本を中心に今年2025年一番の暑さになる所もありそうです。
気象予報士がポイントを解説していきます。

今年初!沖縄以外で『熱中症警戒アラート』発表!


今日16日(月)日中の最高気温は、東北から九州の広い範囲で30度を超えるでしょう。
各地で予想される最高気温は以下の通りです(6月16日5時発表)。
▼36度
新居浜(愛媛県)
▼35度
岡山、高松、松山、豊岡(兵庫県)
また、和歌山県や香川県には、熱中症警戒アラートが発表されていて、今年になってから沖縄以外の地域に発表されるのは初めてです。

熱中症警戒アラートが発表されたら万全な対策を!

熱中症警戒アラートは、「暑さ指数(WBGT)」と呼ばれる指数が指標になっています。
初夏と7~8月の暑さをイメージしてみてください。4~5月の暑さは湿度が低いため比較的カラッとしていますが、7~8月の暑さは同じ気温でも湿度が高いためムシムシとした印象を受けると思います。
これは、汗の乾きづらさが原因。空気がカラッとして汗が乾きやすいということは、気化熱によって、汗をかき体温を下げることができますが、反対に湿度が高く汗が乾かないと体温が下がりにくくなってしまいます。
WBGT(暑さ指数)とは
熱中症は気温だけではなく「湿度」がポイントになります。湿度や日射など周辺環境(輻射熱:ふくしゃねつ)を考慮した指数が「暑さ指数(WBGT)」です。
「熱中症警戒アラート」は暑さ指数(WBGT)が33以上の場合に、都道府県単位で発表されます。熱中症警戒アラートは、4月の第4水曜日から10月の第4水曜日とされています。

今週は梅雨が中休み続き猛暑日WEEKに!



今週は前線が北上し、梅雨の中休みの状態が続きます。今週中頃をピークに関東から九州で35度以上の猛暑日となる地点があり、所によっては体温並みや体温超えの暑さになるでしょう。
体がまだ暑さに慣れていない時期ですが、いきなり梅雨明けのような真夏の暑さが続きます。冷房を使用し、室温が28度以下になるように保ち、こまめな水分・塩分補給を心掛けましょう。
また、最低気温も25度を下回らない熱帯夜の所も増えてきます。就寝前にコップ一杯の水を飲んだり、冷房や扇風機を使用したりするなど、万全の対策を行ってください。