今日29日(木)は前線上の低気圧が東よりに進み、湿った空気の影響を受けるため、関東の天気はゆっくりと下り坂へ向かい、夜は雨が降り出すでしょう。明日30日(金)は低気圧が接近するため、まとまった雨となり、風も強まって荒れた天気となりそうです。
雨や風のピーク時間や気温の推移について気象予報士が解説していきます。
予想される雨はどれぐらいでいつまで雨や風に注意・警戒が必要？
関東地方では、明日30日(金)未明から昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
【29日6時から30日6時までの24時間】
関東地方北部 20ミリ
関東地方南部 40ミリ
【30日6時から31日6時までの24時間】
関東地方北部 100ミリ
関東地方南部 120ミリ
雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。今日29日(木)夜のはじめ頃から30日(金)夜遅くにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。
また、雨のピークは明日30日(金)午前中の予想となっていますが、風はその後も強い状態が続きそうです。明日30日(金)昼頃までは北よりの風が、低気圧の通過に伴って次第に南よりに風向きを変え、夜遅くにかけて沿岸部を中心に内陸部でもやや強く吹くでしょう。
風に向かって歩くと歩きにくさを感じ、雨が降っている場合は傘をさすことが困難になります。外出の際はレインコートを着用するとよいでしょう。
雨で気温は3月下旬並？明日は羽織る物を用意して
今日29日(木)の関東地方は日差しが控えめでも、この時期らしい気温となっています。ただ、今夜以降は気温がガクッと下がり、明日30日(金)は朝から気温が横ばいとなるでしょう。日中も16℃ぐらいまでしか気温が上がらず、東京都心では3月下旬並の肌寒さとなるでしょう。
雨や風で気温の数字以上にひんやりと感じられますので、お出かけの際は長袖のシャツの上に、ジャケットや春物のコートなどのアウターを羽織って、寒さ対策を万全にしてください。
