今週は南岸低気圧や冬型の気圧配置で全国的に寒さを感じる日が多かったですが、来週は気温が上昇して春らしい暖かさとなりそうです。
このコラムでは、今後1週間の気温傾向と、気を付けるポイントについて気象予報士が解説します。
来週が南から暖かな空気流れ込み気温上昇!
今日6日(木)は冬型の気圧配置ですが、明日7日(金)は冬型の気圧配置はゆるみ、高気圧に覆われるでしょう。来週10日(月)からは、前線や低気圧が通過し、南から暖かな空気が流れ込みやすく、全国的に季節が一歩前進しそうです。
全国の気温傾向を解説!
北日本では8日(土)にかけて、最高気温が3度前後とこの時期らしい寒さが続くでしょう。週明け10日(月)以降は10度ぐらいで、季節を先取りした暖かさとなりそうです
関東から九州南部では今週は最高気温が13度前後の日が多く、8日(土)は東京都心で8度と真冬の寒さになりそうです。ただ、9日(日)以降は気温が上向きで、12日(水)や13日(木)は20度前後まで上がるでしょう。
北陸から山陰の日本海側は、8日(土)にかけては最高気温が8度ぐらいの日が多く、ヒンヤリとした気温が続くでしょう。10日(月)以降は15度前後と季節を先取りした暖かさが続きそうです。
沖縄では10日(日)から13日(木)まで25度前後が予想されています。熱中症などの健康管理にもご注意ください。
来週は春の装いに、花粉飛散、融雪災害の対策も
・服装
来週は春服が楽しめる一方で、朝晩はヒンヤリし一日の気温差が10度以上になることもありそうです。一日の中での寒暖差が大きく、服装のこまめな調節が必要になりますので、毎日の服装選びはこちらを参考にしてください。
・花粉
来週の気温上昇のタイミングで関東から九州はスギ花粉の飛散が多くなりそうです。花粉症の方は対策を万全にしてください。
・なだれ
雪の多く積もっている所では雪が緩むため、なだれなどの融雪災害に注意が必要です。