【気象予報士が解説】厳しい寒さいつまで続く?来週は気温ジャンプアップでスギ花粉は急増の可能性

強い冬型&強烈な寒波の影響が続き、春を待ち遠しく感じられる方も多いかもしれません。今週は気温が再び変わり目となり、ジェットコースターのように変化しそうです。
本格的な花粉シーズンも迫っているため、花粉症の対策も含めて気象予報士が解説していきます。

【週間予報】今週は全国的に気温変わり目!週末は桜が散る頃の暖かさに



先週18日(火)頃からこの時期としては強い寒気の影響を受け、全国的に気温は平年を下回る状態が続いていましたが、今週は気温傾向が変わり目となります。
北海道や東北は連休明け25日(火)頃から、関東から九州も28日(金)にも気温は各地ジャンプアップし、厳しい寒さから一転、春を思わせる暖かさが訪れそうです。関東から九州は今週末には日中20度前後まで上がり、桜が咲く頃を通り越し、桜が散る頃の暖かさになるでしょう。
ダウンコートなど真冬の服装で、日中に出歩くと少し汗ばむほどとなるかもしれません。重ね着がオススメですが、昼間だけのお出かけなら軽めの服装を選ぶとよいでしょう。

【1か月予報】3月は一気に春めくも暖かさは続く?


今週後半から続く季節先取りの暖かさは、3月上旬となる来週まで少なくとも続きそうです。平年を上回る積雪となっている多雪地では、急激な暖かさで一気に雪がゆるむ可能性があります。なだれや融雪による川の増水などに十分ご注意ください。
3月中旬は北日本を中心に平年を上回る気温が続く見込みですが、東・西日本は平年並みの気温に落ち着く可能性が高くなっています。
例年、3月に入ると冬型の気圧配置が続きにくくなり、移動性の高気圧と低気圧が交互に列島を通過し、数日の周期で天気が変化しやすくなります。
日々の天気はそらくらの天気予報でご確認ください。また、爆弾低気圧と呼ばれる急速に発達する低気圧が接近すると、大雨や暴風をもたらすだけではなく、体に影響が大きくなることがこれまでの研究で解明されつつあります。寒暖差によって体の不調を感じやすくなるという方は、こちらのコラムを参考に体調を整えるよう意識してみましょう。

【花粉予測】今年飛散量のピークはいつ?対策まだの方はお早めに

連休明けの突然の暖かさでスギ花粉が本格的に飛び始めるでしょう。
今年は、東・西日本の広い範囲でやや多い飛散が予想されていて、すでに鼻がムズムズしたり、目のかゆみなどの症状が現れている方も多いかもしれません。
2025年スギ花粉の飛散ピーク予想
スギ花粉の飛散ピークは3月上旬から始まる見通しとなっています。こちらのコラムを参考に、花粉を取り込まない対策をしてみましょう。