東京都心では、晴れて空気の乾燥が進み、今日27日(金)時点での12月の降水量の合計は0.5mmと、12月の記録的な少雨となりそうです。東京都心の少雨の記録と今後も雨の可能性について気象予報士が解説します。
東京都心は12月の降水記録的な少なさとなる可能性
東京都心では、晴れて空気の乾燥が進み、27日(金)16時時点での12月の降水量の合計は0.5mmと、1875年の統計開始以来、12月の降水量が6番目に少なくなりそうです。
また、年間の月降水量の少ない方からの順位も、8位タイの記録となる可能性があり、年間の記録でみても今年の12月は雨が少ないといえます。
12月に入ってからは冬型の気圧配置となる日が多く、東京都心では晴天が続きました。0.5mmの雨を観測したのは19日(木)で、この日も冬型の気圧配置でしたが、関東の沿岸に風のぶつかり合う場所ができ関東沿岸に雪雲が発生したため、東京都心でも雨が降り、雪もちらつき、今月に入って唯一の0.1mm以上の降水となりました。
東京都心は明日の午後にかけて雨の可能性も
関東の天気は明日28日(土)にかけて晴れ間が出るものの、強い冬型の気圧配置となり日本海側から雪雲や雨雲が流れ込み、東京都心でも冷たい雨や雪の降る可能性があります。
明日にかけて予想される雨や雪は、千葉県では局地的に雷を伴い降り方の強まる可能性がありますが、東京都心ではしっかりと降るものではなく、パラパラと降る雨やちらちらと降る雪で、空気を少しだけ潤してくれるものになりそうです。
31日(火)までに、東京都心でさらに0.4mm以上の雨が観測された場合は、12月の降水量が6番目に少ない記録ではなくなってしまいますが、観測される雨の合計が4.4mm以下であれば記録の10位以内には入ります。
東京都心は21日連続で乾燥注意報発表!この先も空気の乾燥続く
雨の可能性があるとはいえ、空気の乾燥状態が解消するものではありません。
東京都心では7日(土)から21日連続で乾燥注意報が出ていて、この先も晴れの天気が続き空気の乾燥が乾燥が続く見通しです。
火の取り扱いに加え、スキンケアや風邪予防を行いましょう。