<この先の天気のポイント>
たびたび冬型強まり日本海側は積雪の急増する可能性
来週前半は強い冬型の気圧配置が続き、上空には平地で雪の降る目安の寒気(上空約1500m付近で-6℃)が流れ込みそうです。
明日8日(日)にかけては西日本の山地や北陸から北海道日本海側の平地で、雪が降りやすいでしょう。来週中頃も冬型が一時的に強まり、山沿いを中心に積雪が増える可能性があります。
太平洋側は乾燥した晴天が続きますが、来週末は日本の南の海上を低気圧が通過し、雨の降る可能性があります。雨の降る時間帯や上空の寒気によっては、関東の多摩地方や箱根周辺で雪の降る所があるものの、低気圧の動向は不確実なため、最新の予報で確認するようにしましょう。
次の週末は低気圧の動向によっては関東でも雪か?
向こう1週間は冬型が続き、日本海側は雪や雨が降るでしょう。山沿いを中心に積雪量が増えていて、北陸の平地も雪の降る日がありそうです。太平洋側は乾いた冬晴れが続きますが、次の週末は日本の南の海上を通過する低気圧の動向次第では、雨雲が広がるでしょう。降り始めの時間帯や寒気の程度によっては、都心でも雪が混じることがあるかもしれません。最新の予報で必ず確認をしてください。
日中の最高気温は、北海道が0度前後、東北北部が5度ぐらい、東北南部と北陸は8度前後と各地寒さが続くでしょう。関東も10度前後にとどまり、季節風が冷たく吹き付けそうです。
西日本の山地は積雪に!来週後半の天気に注目
この先1週間は、山陰など西日本日本海側は雨が降りやすいでしょう。標高の高い地域では雪が降り、平地も一部で雪が混じる可能性があります。東海から九州南部は晴れる日が多いですが、冬型が強まる明日8日(日)は山地を中心に雪が降るでしょう。また、来週末は低気圧の動向次第では雨が降りそうです。沖縄・奄美は明日まで傘の出番となりますが、週明け以降は晴れ間ものぞきそうです。
朝の最低気温は5度を下回り、日中の最高気温は13度前後で、年末年始頃の寒さが続くでしょう。インフルエンザなどの感染症が流行していますので、人混みではマスクをつけるなど、対策を行ってください。
日本海側は大雪に関する『早期天候情報』発表中
なお、12月5日(木)に気象庁から発表された異常天候情報によると北日本日本海側から山陰は、11日(水)頃から冬型の気圧配置が強まりやすくなるため、降雪量がかなり多くなるおそれがあります。
大雪に関する早期天候情報は、その地域とその時期としては10年に1度程度しか起きないような顕著に多い降雪量となる可能性が高くなる時に発表されます。交通障害のほかビニールハウスなど簡易な建物の倒壊、果樹の枝折れなどの可能性があります。大雪に関する備えは、そらくらの「もしもの防災」で確認をしてください。