【気象予報士が解説】明日以降は気温広くダウン!週末からは厳しい寒さ冬支度は早めに!

今週前半は暖かく感じられましたが、来週にかけては気温が日に日に下がり全国的に寒さが厳しくなりそうです。気象予報士がこの先の1週間の気温傾向と雪への備えや服装選びについて解説します。

7日(土)が気温の変わり目! 全国的に一段と寒さが強まり、年末年始頃の寒さや初雪の所も

1203週間気温

この先1週間は気温が日に日に下がるでしょう。
特に7日(土)頃からは強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まり、全国的に一段と寒くなりそうです。
札幌では、明日4日(水)以降に雪の降りやすい天気となり、7日(土)は今シーズン初めて最高気温が0度以下となる「真冬日」となるかもしれません。年末年始頃の寒さとなりそうです。
仙台は7日(土)に雨に雪の混じる可能性があり、8日(日)には最低気温は0度の予想と氷の張るような冷え込みになるでしょう。
東京は6日(金)までは気温が平年より高めですが、7日(土)以降は師走の寒さとなり、昼間も冬物のコートが必要になりそうです。
大阪や広島では明後日5日(金)以降に最高気温は15度に届かず、7日(土)からは朝晩の冷え込みも一段と強まるでしょう。
福岡は明後日5日(金)からくもりの天気が続き、8日(日)は初雪の可能性があります。
東日本と西日本ではイチョウの黄葉やカエデの紅葉の便りが続々と届いていますが、木枯らしが吹くため黄金色のイチョウ並木は今週末で見納めとなる所もありそうです。

いま行っておきたい雪への備えとは?

いま行っておきたい『冬支度』

東・西日本の日本海側の地域では、今週末ことし初めての雪が積雪となる可能性がありますので、雪への備えは早めに行うようにしてください。

・自動車の雪対策
雪の予報が出る前に、ノーマルタイヤを履き替えましょう。スタッドレスタイヤやチェーンの用意をし、履き替える前にスタッドレスタイヤは溝の深さを確認してください。また、豪雪地帯では、猛吹雪や交通渋滞で立往生したときのため、ブランケットや使い捨てカイロ、雪かき用のスコップなども車に積んでおきましょう。

・自宅の雪対策
普段雪の降らない地域ほど意識して対策を済ませましょう。
特に雪かき用のスコップは、雪予報が出るとホームセンターなどで売り切れとなるケースも想定されます。準備がないという方はこの機会に購入しましょう。
また、用途に合わせてスコップを選ぶようにし、金属製のスコップは凍った雪などを扱う際に、プラスチック製のスコップは耐久性が劣りますが、軽いため使う機会が少ない地域でおすすめです。

・寒さの備え
雪の降り始めは水っぽい重い雪になるケースが考えられます。重い雪により倒木が発生したり、電線が切れたり、停電になることもあります。

このほかライフラインの停止や物流の混乱に備え、暖房器具が使えないことを想定し、非常用袋の確認のほか、湯たんぽや燃料、カセットコンロなどの用意が数日分あると安心です。

クローゼットも本格的に冬支度を!服装と気温の目安とは?

今週末からは寒さが厳しく、クローゼットも本格的に冬支度を進めたほうがよさそうです。気温と服装の目安を参考に服装を選んでみましょう。

晴れる日は特に冷え込みが強くなりますので、マフラーや手袋などの防寒アイテムをプラスするのがおすすめです。

服装と気温の目安