【東京都心の最高気温10度予想】原因となる『冬将軍』ってなに?気温と服装の目安を気象予報士が解説

週明けは気温の変わり目となりそうです。
上空には強い寒気が流れ込み、来週は気温がジェットコースターのように急降下しそうです。気温と服装の目安について気象予報士が解説します。

都心だけじゃない!全国的に冬のような寒さに


週明け18日(月)には気温がガラッと変化しそうです。
明日は仙台から福岡で日中22度ぐらいまで上がり、10月並みの暖かさになりますが、週明け18日(月)以降は各地、気温が急降下するでしょう。
札幌は氷点下の冷え込みになる日もあり、東・西日本も広く最低気温は10度下回りそうです。特に東京都心では20日(水)は10度の予想で、これは年明け頃の寒さです。低気圧も通過するため、冷たい雨になる可能性があります。

寒さの原因は『冬将軍』!いつまで続く?


今回の急激な気温変化をもたらす原因は『冬将軍』です。
『冬将軍』は、この時期からニュースや天気予報で見聞きするケースも増えてくるかもしれませんが、気象庁が定める明確な気象用語ではありません。私たち気象予報士によっても使う目安は異なりますが、上空1,500m付近で氷点下6度ぐらいを目安とする場合もありますが、数年に一度クラスの寒気が流れ込むときに使う場合もあります。ただ、防災上の注意が必要な際に使われる言葉で、今回も今シーズン一番の寒気が流れ込むため、寒さに注意が必要です。
また、北日本日本海側では平地で雪が降り、仙台や新潟も初雪となる可能性があります。詳しい週間予報については、こちらをチェックしてみましょう。
本格的な冬の寒さは来週前半が底となりますが、来週末も寒気がグッと再び南下して、寒さが戻る可能性があります。

衣替えは急いで!服装と気温の目安

今年2024年の秋は都心で35度以上の猛暑日や30度以上の真夏日が、統計史上最も遅く観測されるなど異例の高温が続き、衣替えがまだ済んでいないという方も多いのではないでしょうか?突然の寒さで何を着たら…と迷っている方は必見!気温と服装の目安を表にまとめてみました。
服装と気温の目安
来週中頃はトレンチコートやウールコートなど冬に着るタイプの上着が活躍しそうです。また、夜間も冷え込みますので、冬用の掛布団や毛布を用意したり、暖房器具の試運転をしたり、冬支度を急ぎましょう。