【秋の花火大会2024】服装や持ち物は?日本三大花火の土浦花火大会を振り返る

秋の花火も夏に劣らず素敵!秋の花火大会メリット

これから11月にかけて秋の花火大会シーズンです。11月には日本三大花火の一つ土浦全国花火競技大会(以下、土浦花火大会)をはじめ数多くの花火大会が開催されます。秋の花火大会は、夏のような蒸し暑さがないので熱中症のリスクも低く快適に楽しめます。また、天候が安定してくるため、ゲリラ豪雨や落雷による中止や延期も夏に比べると少ないです。夏の花火との見え方や音の違い、天気のポイントを確認し秋の花火大会を楽しみましょう。

 秋の花火は夏と比べて見え方も音も鮮明?

夏と秋では花火の見え方に違いが生まれます。そのカギは空気中の水分量の違いです。夏は湿度が高いですが、秋になると大陸育ちの高気圧に覆われるため湿度が低くなり、空気中の水蒸気量が少なくなるため、同じ晴れの日でも夏と秋とでは花火の光に透明感があります。
また、音も音の伝わり方も夏と秋で変化があります。よく晴れた冬の朝を思い浮かべてください。遠くから電車の音が聞こえることはありませんか?
これは、音が伝わる速さが気温に影響しているからなのです。気温が低いと音が遅く伝わるため、音が上空に逃げにくく、遠くのほうまで聞こえやすくなります。
秋は夏に比べて音がはっきり鮮明に聞こえるため、耳を澄ませて夏との違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

秋の花火がきれいに見える場所はどこ?

花火大会の場所取り

自分で場所取りをする場合は、何をポイントに決めればいいでしょうか?花火を見るうえで一番の問題は煙です。煙が目の前をさえぎって見えづらいことはよくあります。目の前に煙が流れてこない風上に移動することが大切です。

2022年と2023年の土浦花火大会の天気の傾向は?

土浦の気温推移

土浦花火大会の会場の最寄りのアメダス土浦の2022年と2023年を振り返ってみました。
2023年の天気は日中よく晴れて、南風も吹いて気温が上昇しましたが、夜になって北風に変わり気温がグッと下がりました。2022年は一日を通して北よりの風が吹き、雨は降らなかったものの、日差しが少なく雲が優勢の天気となりました。2023年の気温は待機時間となる16時は24度あり、少し汗ばむぐらいだったのに対し、2022年は大会終了時刻の20時は10度近くまで下がり、天気によって気温の傾向は異なります。秋の晴れる日は一日の寒暖差が大きく、昼と夜とで体感温度がガラリと変わります。一方で、くもりや雨の日は、一日気温の上がり方はにぶくなります。また、一般的に風速が1m/s強まると、体感温度は1度下がると言われています。北風の吹く日は気温の数字よりもいっそう寒く感じられます。

秋の花火大会の持ち物は?服装もチェック

また、河川敷や広場などで鑑賞する場合、気温が低くなりやすいため、風邪を引いてしまうこともあるでしょう。秋の花火大会を鑑賞する際は、ブランケットや携帯用のカイロ、暖かい飲み物を持参するするといいでしょう。一日の寒暖差が大きい場合はカーディガンやコートなど脱ぎ着しやすいアイテムを、くもりなどで気温差が少ない場合は防寒アイテムをプラスするなど対策が必要です。気温と服装の目安を参考に調整してみてください!
そらくらの週間天気予報のコラムでは、天気のポイントをわかりやすく解説しています。花火大会に行く前に天気予報でポイントを確認してください。