【気象予報士が解説】東京都心もようやく秋めき今朝は20度を下回る!この先の暑さや衣替えのポイントは?

秋雨前線が南下!ようやく秋の空気流れ込む

秋雨前線が南下し、オホーツク海高気圧の勢力が強まるため、今日24日(火)は北よりの風が吹いて、北日本や東日本太平洋側を中心に秋の空気が流れ込んでいます。
このため、今日の日中の最高気温は、北海道で20度ぐらい、東北・関東は25度前後とこの時期らしい気温となりそうです。また、昨晩から今朝にかけて気温がグッと下がり、午前9時時点で、東京の最低気温は17.7度と20度を下回り、半袖ではヒンヤリと感じられました。今夜も気温が下がりますので、軽く羽織る物があると安心です。

この先はまだ暑い日がある?今週後半からは『10年に1度の高温』で残暑ぶり返す

ここ数日の気温の変化でようやく季節の移り変わりを感じられた方も多いかと思います。ただ、このトーンダウンは一時的で、秋の空気をもたらしているオホーツク海高気圧は次第に勢力を弱め、再び残暑がぶり返すでしょう。
北海道は太平洋側で26日(木)頃、日本海側は27日(金)頃から、東北や関東甲信は26日(木)頃から、北陸や東海から九州は25日(水)頃から、平年より気温がかなり高くなるでしょう。
先週までのような猛暑とはならなくても、厳しい暑さが予想されますので、引き続き熱中症対策が必要です。
向こう1週間の詳細な天気の解説はこちらでチェックしましょう。

この先は服装選びに要注意!秋服への切り替えは段階的に

気温と服装

10月1日を「衣替えの日」としている所は多く、学校や企業などでは制服を切り替えるタイミングです。ただ、残暑が続くため、本格的な衣替えはもう少し先となり、秋物は小物類や軽めの羽織物から少しずつ投入するのがよさそうです。
東海や西日本は30度を超える日がほとんどで、ピーク時よりは暑さがやわらぎますが、まだまだ半袖やノースリーブが活躍するでしょう。朝晩は23度ぐらいの所が多くなりますが、内陸部では20度を下回ることがありそうです。薄手のカーディガンなど、軽く羽織る物を用意しておくとよいでしょう。
北陸や関東は一時的に気温がトーンダウンしていますが、再び30度以上の真夏日地点が増えそうです。ただ、朝晩は20度ぐらいで、徐々に季節の移り変わりを感じられるでしょう。日中は半袖でも、朝晩は羽織る物をご用意ください。
北海道や東北もこの先は気温がやや上昇し、日中は25度前後の所が多いでしょう。朝晩は北海道や東北北部で15度ぐらい、東北南部は20度前後で、内陸部では10度ほどまで下がりそうです。リネン素材のジャケットなど秋物を取り入れるとよいでしょう。