【気象予報士が解説】大型の台風14号は明日にも沖縄へ最接近!三連休も台風の動向に注意

三連休中は台風13号が接近・通過した沖縄と奄美ですが、早くも次の台風が接近しています。予想される雨や風の量について気象予報士が解説します。

台風14号のポイントは「速度」


大型の台風14号はフィリピンの東の海上を北西へ進んでいます。今回の台風14号は比較的速い速度で通過することがポイントです。
今日17日午前9時現在、原付バイクほどの速さである時速30kmで進んでいますが、今夜には時速50kmに速度を上げそうです。このあとも一般道を走る車並みの速度で、明日は沖縄・奄美地方に最接近する見込みで、大型の台風のため接近前から雨や風、そして海上は波に影響が出るでしょう。

予想される雨や風の強さは?警報級の大雨のおそれ

台風の接近に伴って明日にかけては沖縄・奄美地方で広く雨や風が強まるでしょう。
予想される雨の量は、いずれも多い所で以下の通りです。
▼明日朝にかけての24時間
沖縄県 50ミリ
▼そのあと明後日朝までの24時間
奄美 150ミリ
沖縄県 100ミリ
▼そのあと19日(木)朝にかけての24時間
奄美 100ミリ
沖縄県 50ミリ
台風の進路などによっては、警報級の大雨となるおそれがあります。
また、明日にかけて非常に強い風が吹く予想となっていて、沖縄・奄美で明日予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。海上では大しけとなるでしょう。
うねりを伴った高い波に警戒をしてください。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、強い風に注意が必要です。

次の三連休にかけて台風情報に目が離せない!移動は安全第一で



次の三連休は、秋雨前線が本州付近に停滞するため東北から九州では傘の手放せない天気が続くでしょう。本州の南の海上は海面水温が高い状態が続いていて、台風や熱帯低気圧がいつ発生してもおかしくない状況です。また、台風や熱帯低気圧が離れた位置で発生しても、秋雨前線が刺激され、大雨となる可能性もあります。
三連休中に旅行などで移動を予定されている方は最新の情報に注意し、『安全第一』の移動を意識してください!