【気象予報士が解説】九州では最高気温37度予想も!なぜ9月中旬で猛烈残暑続く?

今日もハイペースで気温が上昇!危険な暑さが予想されるエリアは?

天気予報

今日13日も朝から強い日差しが照り付け気温はハイペースで上昇しています。

午前12時までに観測された最高気温(観測時間)は以下の通りです。

▼大分県日田36.2度(11時55分)
▼埼玉県鳩山35.4度(11時51分)
▼京都府舞鶴35.3度(11時40分)
▼富山県富山35.3度(11時42分)
▼福岡県太宰府35.2度(11時58分)

このあと昼過ぎにかけて各地気温が上昇しそうです。

最高気温37度が予想される地点:佐賀(佐賀県)、久留米(福岡県)
最高気温36度が予想される地点:さいたま(埼玉県)、豊岡(兵庫県)、鳥取(鳥取県)
最高気温35度が予想される地点:前橋(群馬県)、東京(東京都)、小田原(神奈川県)、
甲府(山梨県)、名古屋(愛知県)、富山(富山県)、京都(京都府)、岡山(岡山県)、高松(香川県)

東京都心の猛暑日の最晩は1942年9月12日の35.3度で、今日以降35度以上の猛暑日となれば、猛暑日の最晩の記録を塗り替えます。

なぜ9月中旬でこんなに暑い?

9月中旬の残暑の原因

残暑の原因は、日本の上空を流れる偏西風が平年の位置よりも北側に流れていて、日本の南の海上に中心を持つ「夏の高気圧」の勢力が強いことです。このため、東・西日本の太平洋側に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなっています。また、南風が卓越していることで東・西日本の日本海側では「フェーン現象」が発生しています。山を越え乾いた空気が風下側の地域に吹き下ろすことで一段と暑い空気になります。そらくらでは、フェーン現象について詳しく解説しています(https://sorakura.jp/20240411201-2/)!

熱中症警戒アラートは17エリアに!自分だけではなく周囲に配慮を!

今日も関東から九州の17エリアに「熱中症警戒アラート」が発表されています。
外出は危険を伴いますので、暑い時間帯はなるべく控えましょう。特にご高齢の方やお子様、基礎疾患をお持ちの方は、周囲の方が配慮し、呼びかけを行うようにしてください。
また、室内では冷房を積極的に使用し、温度計を確認して室温が28度以下になるよう保ちましょう。
関東は15日(日)にかけて、東海から九州は18日(水)にかけて猛烈な暑さが続くでしょう。この土日にかけては、関東から九州の広い範囲で猛烈な暑さが予想されていますので、オフィスワークや在宅勤務で暑さに慣れていない方ほど、熱中症対策を万全に行ってください。

 

<そらくら関連コラム>
・熱中症の症状や原因は?
https://sorakura.jp/20230628201-2/

・【小児科医監修】こども向け熱中症対策
https://sorakura.jp/20230714201-2/