今年2024年のお盆は8月13日(火)から16日(金)です。8月10日(土)から18日(日)はお盆の長期休暇に入られる方も多いのではないでしょうか？
昨年2023年の長期休暇中は、台風7号が和歌山県に上陸し、日本海に抜けた後は北海道方面へ進んで、各地に影響が出ました。
今年2024年のお盆の天気はどのなるか、各地の天気と気温の傾向を確認していきましょう！
【台風5号】最新情報
8月8日(木)午前3時に発生した台風5号は、9時現在、小笠原諸島・父島の東南東の海上を東よりに進んでいます。この後、台風は進路を北よりに変えて9日(金)は発達しながら日本の東を北上するでしょう。
小笠原諸島では、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となり、台風の動向次第では警報級の大雨となる可能性があります。また、その後の進路によっては、東日本や北日本へ影響するおそれもあります。お盆期間前半の交通網に影響を及ぼす可能性もあるため、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
2024年お盆休みの天気予報
【北日本】
期間の前半は、日本海側を中心に晴れるでしょう。太平洋側は3連休初日の10日(土)頃にかけて台風5号の影響を受けて雨が降り、コース次第ではまとまった雨となる所がありそうです。
期間の後半は、本州付近に接近する熱帯低気圧由来の湿った空気が流れ込むため、雲が増えて、雨の降る所が多いでしょう。熱帯低気圧の発達の程度やコースによっては再びまとまった雨となりそうです。
最高気温は平年より大幅に高く、北海道は30度前後、東北は33度ぐらいまで上がり、日差しの出る日は猛暑日や猛暑日一歩手前の暑さとなる可能性があります。気温の上昇や日差しによって大気の状態が不安定となり、雷雨のおそれもありますので、注意が必要です。
【東日本】
台風5号由来の湿った空気の影響で、9日(金)は太平洋側で雨が降りやすいでしょう。その後は一旦晴れ間が戻りますが、来週中頃からは新たに接近する熱帯低気圧の影響を受けそうです。コース次第では太平洋側中心にまとまった雨となる可能性がありますので、最新の情報にご注意ください。
最高気温は晴れると35度前後まで上がり、猛暑日や体温並みの暑さの所が増えるでしょう。雨の日は暑さがややトーンダウンするものの、南風の影響で32度ぐらいとなり、蒸し暑くなりそうです。また、気温の上がる午後は山沿い中心に雨雲が急発達して、平野部にも流れ込む可能性があります。急変にもご注意ください。
【西日本】
期間の前半は晴れる日が多いものの、大気の状態が不安定で急な雨や雷雨の可能性があります。短時間の大雨にご注意ください。期間の後半は、新たに接近する熱帯低気圧の影響を大きく受けそうです。この熱帯低気圧は台風に発達する可能性があり、予想は不確実ながらも接近や通過のおそれもあります。最新の情報をこまめに確認し、大雨や荒天に備えてください。
最高気温は晴れると体温超えの危険な暑さとなり、熱中症に厳重警戒が必要です。屋外はもちろん移動中の車内でも対策をしてください。雨の日も35度近くまで上がり、不快な蒸し暑さとなるでしょう。
【南西諸島】
期間を通して晴れる日が多いものの、大気の状態は不安定で、急な雨や雷雨の可能性があります。海など屋外でのレジャーの際は急変に注意が必要です。
最高気温は33度ぐらいまで上がり、厳しい暑さが続くでしょう。喉が渇く前に水分補給をし、汗をかいたら塩分もとるようにしてください。
お盆期間中に行われるイベント・夏祭り5選
お盆期間中は、例年日本各地で伝統的な行事やイベントが開催されます。今回は5つをピックアップしてご紹介します。
＜よさこい祭り（高知県）＞
開催日程： 8月9日(金)※前夜祭、8月10日(土)・11日(日)
よさこい祭りとは、高知県のお祭りで、四国三大祭りの一つです。“よさこい”とは“夜さ来い”、つまり「夜に来て下さい」という意味で、踊り子たちは鳴子（なるこ）を手にもって鳴らしながら、華やかな衣装で踊り歩きます。地方車（じかたしゃ）という音楽を鳴らすトラックも見どころです。
毎年同じ日程で開催され、後夜祭を含めた4日間で約100万人が集まります。
＜徳島阿波おどり（徳島県）＞
開催日程：8月11日(日) ※前夜祭、8月12日(月)～15日(木)
徳島阿波おどりとは、徳島県のお祭りで、四国三大祭りの一つです。阿波踊りとは阿波国が発祥の盆踊りで、“踊る阿呆（あほう）に見る阿呆、同じ阿呆 なら踊らにゃ損々～”という民謡に合わせて、踊り子たちが練り歩きます。
毎年同じ日程で開催され、100万人を超える観客が訪れます。
＜諏訪湖祭湖上花火大会（長野県）＞
開催日程：8月15日(木)
諏訪湖祭湖上花火大会とは、長野県諏訪市にある諏訪湖で行われる花火大会で、夏の風物詩となっています。総打ち上げ数・規模ともに全国屈指の花火大会で、湖上に映る花火は絶景で、山に囲まれていて音が反響するため、とても迫力があります。
毎年8月15日に行われ、約50万人が集まります。
＜精霊流し（長崎県など）＞
開催日程：8月15日(木)
精霊流しとは、長崎県各地や熊本・佐賀の一部地域で行われる伝統行事で、故人の霊を弔って送るために、精霊船（しょうろうぶね）に乗せて流し場と呼ばれる終着点に運びます。
毎年8月15日に行われています。
＜京都五山送り火（京都府）＞
開催日程：8月16日(金)
京都五山送り火とは、お盆の精霊を送る行事で、京都市を囲む山々に巨大な文字が浮かび上がります。午後8時に東山如意ヶ嶽に「大文字」、続いて左京区松ケ崎西山・東山に「妙・法」、北区西賀茂船山に「船形」、北区衣笠大文字山に「左大文字」、最後に左京区嵯峨曼荼羅山に「鳥居形」が、約1時間に渡って次々と点火されます。
毎年8月16日に行われ、10万人前後の観客が訪れます。
