【男鹿フェス】週末は前線が停滞し大雨の可能性!蒸し暑く熱中症も注意!過去~2024年最新の天気傾向を徹底解説

今週末の7月27日(土)・28(日)は、秋田県男鹿市で男鹿ナマハゲロックフェスティバルが開催されます!男鹿半島の港が会場で、地域に密着した夏の秋田を盛り上げる野外音楽フェスティバルです。
過去の天気をもとに傾向を知り、2024年のフェス当日の天気や気温について確認していきましょう!

男鹿ナマハゲロックフェスティバルとは

男鹿ナマハゲロックフェスティバル(通称:男鹿フェス、ONRF)とは2007年から行われている音楽イベントで、当初は男鹿市民文化会館で行われ、2010年に野外イベントとなって男鹿総合運動公園野球場で、そして2011年以降は男鹿市船川港内特設ステージで開催されています。地域密着型のイベントで、男鹿を盛り上げる夏の風物詩となっています。
2010年以降は毎年7月下旬に行われていて、例年では東北北部は梅雨の末期を迎える頃となります。

会場の船川港内特設ステージはどんな場所?特徴やアクセス方法とは

船川港内特設ステージは、秋田県男鹿市にある埠頭です。男鹿半島は日本海に面していて、豊かな自然と“なまはげ”が有名な観光スポットです。会場の埠頭は、通称「ヨの字」と呼ばれる普段は釣り人しかいないような場所で、このフェスでしかありない景観といえます。
会場までは、男鹿駅から約1kmで、歩くと10分ぐらいです。男鹿駅はJR男鹿線のみが通っていて、秋田駅から男鹿駅までは1時間弱かかります。電車が1時間に1~2本しか運行されていませんので、時間にはかなり余裕を持ってください。秋田駅から会場まで有料のシャトルバスもありますが、朝の8時発の1本のみです。車でも行くことができ、駐車券(有料)が必要となります。
会場周辺は宿泊施設がほとんどないため、男鹿市内か男鹿線沿線で探しましょう。

男鹿フェスの天気の特徴

ここからは、平年のこの時期や男鹿フェスが現在の開催地・船川港内特設ステージとなった2011年以降の天気(※開催中止となった2020年・2021年を除く)を、北西方向に約5km離れた秋田県・男鹿のアメダスから見ていきます。

・平年7月下旬の天気とは

平年(1991-2020年)では東北北部の梅雨明けは7月28日頃で、観測開始以来、最も遅い梅雨明けは8月14日頃(1991年)です。7月下旬は梅雨が明けているかどうかの瀬戸際で、梅雨末期の大雨となる可能性も高い時期です。秋田県・男鹿の平年7月下旬の降水量は46.8mmとなっています。
秋田県・男鹿の7月下旬の気温は、日最高気温が27.6℃、日最低気温は20.4℃です。7月下旬から8月下旬が気温の上がるピークとなっていて、関東以西ほどではありませんが暑さの厳しい頃といえます。男鹿のアメダスで統計開始以来、最も暑くなったのは35.6℃(2024年7月21日時点)で、これは2000年7月31日の記録ですので、まさにこの時期です。

・2011年~2023年の開催期間の天気・気温の傾向

<天気の傾向>

2011年以降の過去の開催期間中、秋田県・男鹿のアメダスで1日に0.5mm以上の雨を観測したのは4回で約19%の確率ですので、それほど雨が多い印象はありません。
日降水量が最も多かったのは2015年1日目の27.5mmですが、この日の雨のピークは開催時間前の明け方で、昼頃には明けは概ね止みました。2011年1日目は、夕方にザっと雨が降り、1時間 5mmの雨を観測しています。

<気温の傾向>

秋田県・男鹿のアメダスの過去の開催日の最高気温は平均で29.5℃です。30℃以上の真夏日となったのは6回で、1日目が2回、2日目が4回ですので、2日目の方がやや気温が上がる傾向があるかもしれません。日本海側の地域は、南海上に台風があると南風が流れ込んでフェーン現象が起こり、気温が上がりやすくなります。
最低気温は20℃を下回った年も多く、1日の寒暖差は10℃前後あります。日中は暑くても、軽く羽織れるものが一枚必要です。

・昨年2023年の天気詳細

2023年の開催期間中は、夏の高気圧が張り出し、全国的に記録的な高温となりました。
1日目の7月29日は、晴れて強い日差しが照り付けました。朝から気温が高く、昼過ぎには最高気温が30.1℃まで上がり、真夏日を観測しました。
2日目の7月30日も、強い日差しが照り付けました。気温は1日目よりさらに高く、昼過ぎに30.4℃まで上がり、厳しい暑さが続きました。
2日間とも、天気の大きな崩れはなく、暑さ指数(WBGT)は厳重警戒レベルだったと考えられます。海上は埠頭で日差しを遮るものがありませんので、照り返しも強く、熱中症のリスクのかなり高い状態だったといえるでしょう。

2024年の男鹿フェスの天気はどうなる?

今週は、前線が津軽海峡付近に停滞しやすく、東北では梅雨末期の大雨となる可能性があります。
1日目の27日(土)は、雲に覆われて、次第に雨が降るでしょう。最高気温は26℃ぐらいで、ムシムシ・ジメジメとした体感になりそうです。
2日目の28日(日)は、午前中をピークに雨が降り、まとまった雨となるでしょう。前線の動向次第では、梅雨末期の大雨となり、荒れた天気となりそうです。最高気温は27℃ぐらいで、前日よりも蒸し暑さが増し、熱中症のリスクが高まるでしょう。
雨対策についてはこちらで解説していますので、あわせてご確認ください。

音楽フェスの天気

2024年の夏フェス最新情報や、服装や持ち物、雨や暑さ、強風対策はこちら!フェスへ行く前に確認し、事前準備や当日の安全確保にお役立てください!

 

<参考>
・男鹿ナマハゲロックフェスティバル 公式サイト
https://onrf.jp/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php