九州北部で平年より3日遅い梅雨明け発表!
九州北部では、7月22日(月)午前中に梅雨明けの発表がありました。平年より3日遅く、昨年より3日早い梅雨明けとなりました。
今年2024年は、6月17日に平年より2週間ほど遅い梅雨入りの発表があり、度々活発な雨雲が掛かって大雨となりました。6月17日から7月21日までの期間中、下関や山口は800ミリ前後の雨が降り、佐賀や長崎、熊本も平年より100ミリ以上降水量が多くなりました。一方で、梅雨前線は度々北上し、梅雨が明けたかのような晴天となって、梅雨明け前から体温並みや体温超えの危険な暑さとなる日もありました。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があります。また、気象庁では秋に梅雨入りと梅雨明けが判断され、見直されることがあります。梅雨の期間については、こちらの特設サイト(https://sorakura.jp/tsuyu/)でも解説しています!
この先一週間は暑さ続くも来週後半は台風の影響受ける?
この先は、晴れて夏空が広がりますが、週中頃から台風3号の影響を受ける可能性があります。
台風3号は22日(月)9時現在、フィリピンの東の海上をゆっくりと北よりに進んでいます。今後は、ゆっくり北上しながら強い勢力へと発達し、24日(水)には非常に強い勢力で沖縄の南の海上に達しそうです。24日(水)から25日(木)頃にかけて勢力を保ったまま沖縄地方に接近するおそれがあります。その後は中国大陸方面へ進む予想となっていますが、台風由来の湿った空気の影響を受け、週後半は九州南部で雨が降り、九州北部も雲が広がって雨の降る可能性があります。五島列島は風が強まり、波が高まるでしょう。
気温は高めに推移し、九州北部では日中の最高気温は36度前後、朝の最低気温は28度ぐらいとなりそうです。梅雨明け直後は熱中症の搬送者数が多く、一日を通して熱中症リスクの高い状態が続きますので、のどが渇く前に水分をとり、ピーク時の外出は控えるなど熱中症対策を万全にしてください。
今週末も各地でイベント目白押し!パリオリンピックも開幕して眠れない夜続く?
今週末には日本を代表する野外音楽フェスティバル・フジロックが開催されたり、夏の甲子園・全国高校野球選手権大会の地方大会が佳境を迎えていたりと、国内はさまざまなイベントが開催されます。また、7月26日(金)(※現地時間)にはパリオリンピックの開会式が行われ、時差が7時間あるため、眠れない夜が続くかもしれません。
そらくらでは、毎週月曜日に音楽フェスの天気予報を解説しています!また、オリンピックの開催されるパリの天気の特徴や夏の甲子園の天気のポイントも気象予報士が紹介しています。ぜひ、コラムをチェックしてみて、現地に行く方は対策にお役立てください!
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