【ジャイガ】今週末は猛烈な暑さで熱中症警戒! 過去~2024年最新の天気傾向を徹底解説

今週末の7月20日(土)・21日(日)は、大阪で野外音楽フェスティバル、「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL(略称:ジャイガ)」が開催されます。人工島・舞洲で行われ、晴れると強い日差しが照り付けるものの、海と夕日を臨むロケーションは抜群です!
過去の天気をもとに傾向を知り、2024年のフェス当日の天気や気温について確認していきましょう!

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALとは

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL(略称:ジャイガ)とは、大阪府大阪市にある、舞洲スポーツアイランドで2017年から行われている野外音楽フェスティバルです。会場は大阪湾に面していて、 晴れれば“日本の夕陽百選”に選ばれた夕日を見ることができます。
開催時期は年々早まっていて、開催初年度は8月上旬でしたが、ここ数年は7月下旬に開催されています。7月下旬から8月上旬は平年では梅雨明けした後で、1年で最も暑い時期となります。

会場の舞洲スポーツアイランドはどんな場所?特徴やアクセス方法とは

舞洲アリーナ

舞洲スポーツアイランドは、大阪府大阪市の人工島・舞洲にある公園です。野球場やアリーナ、複数の運動場や広場などがあり、さまざまな野外イベントの会場として使われています。
大阪メトロのコスモスクエア駅付近から会場までは臨時のバス(小学生以上有料)が運行され、約20分ほどです。バスが混雑する可能性もありますので、時間に余裕をもって会場へ向かうとよいでしょう。車で行くこともできますが、駐車券(事前購入)が必要です。

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALの天気の特徴

ここからは、平年のこの時期や2017年以降の開催期間(※2020年に大阪城ホールで行われたスピンオフイベント・THE BONDS 2020も含む)の天気を、東方向に約12km離れた大阪府・大阪のアメダスで見ていきましょう。会場が島なのに対して、大阪のアメダスは内陸部となるため、グラフの気温は1~2℃高いものと考えられ、大阪のアメダスで降っていなくても舞洲で局地に雨が降っている可能性もあります。

・平年7月下旬の天気とは

平年(1991-2020年)では、近畿地方の梅雨明けは7月19日頃です。観測開始以来、最も遅い梅雨明けは8月3日頃(2009年)ですが、7月下旬は梅雨明けしていることがほとんどで、大阪府・大阪の平年7月下旬の降水量は30.4mmと、7月中旬の半分以下となっています。
7月下旬の気温は、日最高気温が33.3℃、日最低気温は25.8℃と、一日を通して気温が下がらず、日中は厳しい暑さとなります。梅雨明け直後は晴天が続きやすく、一年で最も熱中症の救急搬送者が多い時期です。

・2017年~2023年の開催期間の天気・気温の傾向

<天気の傾向>
過去の開催期間中、大阪府・大阪のアメダスで1日に0.5mm以上の雨を観測したのは0回です!ただ、2017年と2021年は午後に小雨や雷雨となった可能性があり、また開催前日に雨の降った年もありますので、油断は禁物です。
日照時間が比較的長く、紫外線がかなり強いため、日焼け止めを塗る、サングラスや帽子をかぶる、肌の露出を極力おさえるなど、対策を万全にしましょう。

<気温の傾向>

ジャイガ期間中の気温

北風が吹くとややトーンダウンすることはありますが、基本的に晴れたら35℃前後まで気温は上がるものと思いましょう。過去の開催期間中、大阪府・大阪の最高気温は平均で35.1℃となっています。
大阪府・大阪のアメダスで過去最高気温が一番上がったのは2017年2日目の37.4℃で、37℃超えは2回、加えて36℃台が3回あります。会場の舞洲は大阪湾の人工島のため、実際は1~2℃低い可能性もありますが、コンクリートの地面は照り返しもありますので、会場は猛烈な暑さになっていたと考えられます。
暑さ指数(WBGT)は最も高い危険というランクか、厳重警戒というランクになることがほとんどで、外出はなるべく避け、運動は中止した方がよいレベルの暑さです。日陰の少ない野外フェスティバルの会場は、昼夜を問わずに熱中症のリスクと隣り合わせとなります。

・昨年2023年の天気詳細

ジャイガ2023天気図

2023年の開催期間中は、高気圧が張り出して梅雨前線が南下し、次第に前線は不明瞭となりました。
1日目の7月22日は晴れて強い日差しが照り付けました。近畿地方は大気の状態が不安定で、奈良県吉野などは非常に激しい雨が降りましたが、大阪府・大阪では天気の崩れはありませんでした。最高気温は午前中には30℃を超え、昼過ぎには最高気温35.1℃と、猛暑日を観測しました。
2日目の7月23日も、強い日差しが照り付け、気温が上昇しました。最高気温は昼過ぎに34.4℃まで上がり、厳しい暑さとなりました。夜は雲が増えましたが、天気の大きな崩れはありませんでした。
2日間ともにムシムシした暑さで、暑さ指数(WBGT)は厳重警戒レベルだった可能性が高いでしょう。

2024年のジャイガの天気はどうなる?

ジャイガ天気予報

15日(月・祝)現在、梅雨前線は今週後半には北上する予想となっていて、梅雨明けの可能性が高まっています。
このため、20日(土)・21日(日)ともに、晴れて強い日差しが照り付け、気温の上がる午後を中心に局地的に雨雲が発達しそうです。
気温は一日を通して高く、日中は35℃近くまで上がるでしょう。コンクリートの地面では照り返しもあり、猛烈な暑さとなりそうです。
例年では梅雨明け直後は晴れて気温が上がり、熱中症で救急搬送される方が増加する傾向があります。会場周辺は日陰も少ないため、のどが渇く前に水分をとり、汗をかいたら塩分もとるようにしてください。朝ご飯をしっかり食べることも大切です。夏フェスの熱中症対策については、こちらで解説しています。

音楽フェスの天気

2024年の夏フェス最新情報や、服装や持ち物、雨や暑さ、強風対策については、こちらで解説しています!フェスへ行く前に確認し、事前準備や当日の安全確保にお役立てください!

 

<参考>
・OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 公式サイト
http://www.giga-osaka.com/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php