台風1号の最新の動向は?今日午後は南大東島に最接近!
強い台風1号は、5月29日(水)午後1時現在、沖縄県の南大東島近海を北上しているとみられ、このあと夕方にかけて大東島地方に最接近するでしょう。大東島地方では、11時時点で、暴風警報と波浪警報が発表されていますので、暴風やうねりを伴う高い波に警戒が必要です。また、雷を伴った激しい雨の降る可能性もありますので、ご注意ください。
伊豆諸島では荒天の可能性!関東から四国も活発な雨雲掛かる
台風1号は比較的コンパクトなため、接近すると急激に雨や風が強まる可能性があります。
台風が発達する海面水温27度以上の海域は、昨日5月28日時点で、沖縄付近が北限となっています。今後、台風1号は温帯低気圧の性質を持ちながら北上をしていくでしょう。北上のスピードを速める可能性に加え、温帯低気圧化すると強風域の範囲が広がる性質もありますので、台風から離れた地域でも注意が必要です。
関東や東海でも荒天の可能性あり!明日までに行いたい対策とは?
台風1号は、このあと関東の南に位置する伊豆諸島付近に接近するとみられ、31日(金)頃は伊豆諸島で警報級の大雨や高波となる可能性があります。さらに、台風の影響で前線が北上し、この前線を刺激するため、四国から関東では、雨や風が強まり荒れ模様となり、再び活発な雨雲が掛かるでしょう。
今回の台風1号は、昨年2023年に梅雨入り前後で四国から関東で大雨をもたらした「台風2号」のコースに類似しています。都心では、台風2号と前線が重なることで、昨年2023年の年間で最大の日降水量を梅雨入り前に観測しています。
明日日中の早い時間帯までに確認しておきたいポイントをまとめてみました!
平日とはなりますが、ご家族でいま一度確認してみましょう。
①(大雨対策)ベランダの排水や側溝のチェック
昨日の大雨でベランダの排水溝や雨どいの近くは、落ち葉やビニール袋などがあるか明日夜からの大雨を前に確認しましょう。ビニール袋などが詰まると、ベランダの排水がうまくできず、水たまりができてしまうことがあります。
②(強風対策)雨戸やシャッターの動作を確認
北東からの風が強まることも予想されています。雨戸やシャッターがきちんと閉まるか、荒天前にチェックしましょう。閉まらない場合は業者に修理を頼むようにしてください。また、雨戸やシャッターがない窓の場合は、割れたガラスが飛散しないように養生テープの準備をしておきましょう。
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・風の強さと体感を気象予報士が解説!
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