西日本で活発な雨雲が東へ移動中!大雨になりそうなエリアはどこか?

九州は佐世保で1時間50mmに達する非常に激しい雨を観測

前線の影響で西日本では1時間50mmの非常に激しい雨に相当する活発な雨雲が発生しています。
アメダスによる1時間雨量の観測では、11時10分に長崎県佐世保で51.0mmの非常に激しい雨、12時00分に福岡県朝倉で24.0mm、13時00分に大分県杵築で23.0mmと、強い雨を観測している所があります。
この後の雨雲の動きを確認していくことがポイントとなりそうです。

活発な雨雲は東へ移動中!中国・四国から東海は所々で大雨のおそれ

この後は本州南岸付近を低気圧が通過する影響で、九州から東海を中心に雨脚の強まりに気を付ける必要があります。九州では夕方までは、1時間40mmの局地的に雷を伴った激しい雨が降りそうです。今日3日12時から明日4日12時までの24時間で降る雨の量は、九州北部で100mmから150mmとなっています。また、中国・四国では3日夜遅くにかけて、近畿や東海は3日夕方から4日未明にかけて大雨に注意が必要です。雨雲レーダーで最新の位置情報を確認するようにしてください。

大雨防災:山沿いや川の周辺など地形の影響も考慮して!


暖かく湿った空気が前線にぶつかって上昇することで積乱雲が発生しやすくなります。山沿いの地域では地形性の効果も加わるため、急斜面の所で雨が長時間降り続く場合や短時間で一気に降るような場合は、土砂災害に気を付ける必要があります。峠道などの運転には注意するようにしてください。また、低い土地や川の近くに住んでいる場合は、浸水や川の増水・氾濫にも繋がるおそれがあります。お住まいのエリアのハザードマップを確認してみるなど、早めの情報取得や安全優先の行動を心掛けてください。