東京マラソンとは?コースをご紹介
2007年からはじまり、今年2024年で17回目の大会となる「東京マラソン」。
今年開催のパリオリンピックの男子マラソンの最終選考でもありますが、 一般のランナーも参加可能で、東京都内の名所を巡れる人気の大会です。
まずは、コースから確認してみましょう!
スタート地点は東京都庁。
靖国通りを東に進む最初の5km地点にかけて標高40mほどを駆け下ります。
その先はゴールまで、日本橋のほか蔵前橋や浅草橋、茅場橋など細かなアップダウンはあるものの、比較的平坦なコースとなっています。
10km過ぎには上野公園を眺めながら南へ折り返し、日本橋を抜け、浅草の雷門へ。雷門を過ぎるとコースも折り返し地点になります。
その後、門前仲町や深川付近で北へ折り返し、再び日本橋を通過し、銀座へ入っていきます。35~40km付近に東京タワーを眺めながら、フィニッシュ地点の東京駅の駅前へと向かっていきます。
注意したい気象要素は?
① 気温(熱中症と低体温症)
大会が実施される2~3月は気温変化の大きい季節です。
過去16回の最低気温・最高気温を確認すると、2013年は最低気温が0度近くまで下がり、極寒のスタートとなりました。一方、2011年は2月の開催にも関わらず、南風で気温が上昇し、最高気温は20度近くまで上がりました。
晴れる日は寒暖の変化が大きく、気温の上昇に体温の上昇も重なって、「熱中症」を引き起こす可能性があります。普段から走っている方も多いと思いますが、汗をかきにくいこの時期は、特に注意が必要です。給水所で積極的に水分補給をするよう心がけてください。
また、大会によっては雨や風で「低体温症」を発症する可能性もあります。ペースが遅いランナーほど少し厚めの服装を心がけ、ウォーミングアップは入念に行いましょう。
② 冷たい雨
過去の大会では、雨となった回数は少なく、第1回2007年と2019年が冷たい雨の中でのレースとなりました。
当日、雨が予想される場合は、防水性や撥水性に優れたウェアを身につけましょう。また、転倒する危険もありますので、マンホールなどは特に注意し、使い古したランニングシューズは特に滑りやすいので、雨の日専用のシューズを用意しておくと安心です。
③ 強風
向かい風の中のランニングは、体力面だけではなく、精神面でも厳しい部分があると思います。
事前に当日の風向風速を確認しましょう。また、風よけにもなるサングラスも用意すると良さそうです。
当日の天気をチェック!ポイントは「南風」
それでは、当日の天気を確認しましょう。今回のレースのポイントは「強まる南風」と「気温」となりそうです。
明日3月3日は高気圧に覆われて、広く晴れるでしょう。15時以降は雲が掛かりますが、薄雲が中心で雨の心配はなさそうです。
ポイントとなる「南風」は、時間とともに強まるため、午後は注意が必要でしょう。
向かい風となるコースは、①10km付近過ぎ上野広小路で折り返したあと、②浅草雷門の折り返し地点過ぎ、そして③両国橋を渡り、蔵前から35km地点を通り過ぎ田町までのラストスパートの3エリアとなっています。特に川沿いは南風が吹き抜け、行く手を阻みますので、ペース配分が大切でしょう。
また、今日2日(土)の気温は日中10度に届くかどうかで冬が戻ったような寒さですが、明日は一転春の暖かさとなります。南風とともに気温は上昇し、11時には10度以上に。最高気温は13度の予想です。レイヤーで重ね着がおすすめで、スタート地点ではウォーミングアップが重要とはなりますが、折り畳める軽めのアウターがあると、身体が冷えず、より安心です。また、事前に給水スポットやルールを確認し、こまめな水分補給を意識しましょう。
ここまで、東京マラソンについて、解説しました。
ランナーの皆さま、ベストを尽くせることを祈っています!
応援に行く予定の皆さま、特に午前中は足元が冷える可能性がありますので、暖かくしながら観戦しましょう!花粉対策も忘れずに行ってくださいね。
<関連ページ>
・風が強まる理由は?天気図をチェック
https://sorakura.jp/chart/