本日2月22日は日本で猫の日とされています。今日は猫について取り上げ、「猫が顔を洗うと雨が降る」ということわざや猫と気象、地震との関係を解説していきます。
今日は猫の日
本日2月22日は猫の日です。読んで字のごとく「猫の日」は、1月22日に制定された記念日のことを指します。この日は、猫の鳴き声が「222(にゃんにゃんにゃん)」に似ていることから選ばれました。猫好きな人たちが猫を愛で、おもいっきり猫とのふれあいを楽しむ日とされています。猫カフェや猫イベントが開催され、SNS上でも猫の写真や動画があふれます。
ただ、世界的には動物愛護団体である国際動物福祉基金が制定した8月8日が世界猫の日とされています。なぜ8月8日なのかは不明ですが、2月22日を猫の日とするのは日本だけのようです。
「猫が顔を洗うと雨」って本当?
猫と天気に関することわぎに「猫が顔を洗うと雨が降る」というものがあります。このことわざは本当なのでしょうか。科学的な根拠は乏しいものの、猫の行動と雨を結びつける説がいくつか考えられます。
猫のひげは敏感で空気中の湿度を感じるセンサーの役割をしているといわれています。雨雲が近づくと湿度が高くなるため、そのセンサーが湿度を検知し、違和感があり猫が顔を洗うという説になります。
また、その他に湿度が高くなることで顔についたノミの動きが活発になり、顔がかゆくてこするようになるという説もあります。
このように諸説ありますが、雨による湿度を猫が感じ取っていることから全くの無関係という訳ではなさそうです。
猫と気温の関係
猫と気温には密接な関係があります。冬の寒い時期は猫が暖かい所で丸くなっているイメージが強いかと思いますが、猫は毛皮を持っていて体温を保つ能力が高く、寒さに比較的強いとされています。ではなぜ暖かいこたつやエアコンの真下などに移動するのでしょうか。この理由は一般に猫は体温調節が苦手な動物であるためとされています。
また、猫の平熱は人間よりも高く38℃から39℃であることも寒がりに見える理由です。このため猫だんごのように猫同士密着させて体温を維持させる姿も見られます。人間が快適だと感じる20℃前後でも猫にとっては寒いと感じることもあるので、室温の調整は気を付けてあげましょう。ペットの寒さ対策についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
猫と地震の関係 ~避難の準備が大事~
猫は感覚器官が発達しており、地震の初期微動を事前に感じ取ることができるとされ、地震を感じ取った猫は普段とは異なる落ち着かない様子をとります。ただ、地震が発生する前兆や予知においては、個体差もあり必ずしも予知できるということは言えません。
もし地震が発生してしまったら、人間と同様に安全な場所に避難することが大事です。パニックになる猫もいるため、まず飼い主が落ち着くことが大事です。環境省によるとペットとの「同行避難」は推奨されていて、被災の程度によっては、避難所へペットと一緒に移動する必要があります。この際、必ずしも避難者とペットが避難所の同じ室内で過ごすことができるわけではないため、事前に最寄りの避難所について確認し、避難袋などの用意をしておきましょう。
<参考>
日本獣医師会 犬とねこの正しい飼い方:
http://nichiju.lin.gr.jp/small/breed/index.html
環境省 ペットの災害対策:
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html