週間天気 猛烈な残暑はいつまで?熱帯低気圧の動向に注意!対策をチェック!

今週は天気の変わり目!広く雨に

この先1週間は、日本の南の海上の熱帯低気圧の動向に注意が必要です。西日本に接近し、太平洋側でまとまった雨になる可能性があります。
また次の週末は前線が南下し、広く傘の出番となるでしょう。この雨を境に、北日本では秋の気配を少し感じられそうです。

都心は猛暑日の日数記録を更新する暑さ継続

北日本と関東、北陸は、24日(木)頃にかけて晴れ間の出る日が多いでしょう。最高気温は北日本で33度ぐらい、北陸と関東甲信は35度前後まで上がり、猛烈な残暑になりそうです。東京都心では、年間に観測された35度以上の猛暑日の日数が昨日8月19日時点で20日となり、およそ150年間の観測の中で最多になっていて、この記録を塗り替え続けるでしょう。引き続き熱中症や夏バテにお気を付けください。
山沿いでは気温の上がる午後に大気の状態が不安定になり、夕立となる可能性があります。天気の急変にご注意ください。また、週末は天気が変わり目で、前線が南下し、広く雨が予想されています。この雨を境に、北海道で日中30度に届くかどうかとなり、秋の気配を少し感じることができそうです。

熱帯低気圧が接近!まとまった雨に

東海から九州は、22日(火)頃までは日差しが出ますが、今週後半は熱帯低気圧の接近によって天気がぐずつくでしょう。太平洋側の南側に開けた斜面では、暖かく湿った空気が流れ込み、雨量が多くなる可能性があります。
一方、沖縄・奄美は、晴れ間の出る日が多いでしょう。
最高気温は、日差しの出る日を中心に35度以上となり、都市部でも体温超えの危険な暑さが予想されています。お盆で長期間お休みだった方は、身体が暑さに慣れていた状態がリセットされ、熱中症リスクが一段と高まります。暑い時間帯の外出を避けるなど、対策を意識してください。

台風シーズン突入!対策をいま一度確認して

先週は台風7号が近畿地方を縦断し、記録的な大雨となりましたが、日本の南の海上では台風の卵でもある熱帯低気圧の雲がまとまりつつあります。これから迎える9月は、太平洋高気圧がしだいに勢力を弱め、台風が日本付近に接近しやすくなります。

台風の接近予想が出る前に、いま一度、対策を見直してみましょう。
①側溝やベランダの掃除
落ち葉やゴミなどが詰まってしまうと、うまく排水できず、浸水リスクが高まります。定期的な掃除を心がけましょう。
②避難所を確認
自宅から避難所まで足を運ぶのもおすすめです。徒歩で確認することで、普段は自転車や車で通過するだけでは見えないリスクに気付けるかもしれません。お子さまやご家族と一緒に危ない場所がないか確認してみましょう。
③雨戸とシャッターの確認やテープの準備を
普段から雨戸やシャッターを閉める習慣のない方は、しっかりと閉まるか、荒天が予想される前にチェックしましょう。雨戸やシャッターが無い窓には、窓が割れた場合に破片が飛び散らないように、テープを貼ることもおすすめです。台風接近が予想されると、ホームセンターなどの在庫が少なくなるケースも考えられますので、事前に準備しましょう。

土砂災害への備えや避難の方法は「そらくら」のコラムで確認してみましょう!

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