夏の甲子園開幕直前!気になる天気は?熱中症対策を万全にしよう!

2023年8月6日は高校球児憧れの舞台となる夏の甲子園の開幕日です。6日から17日間(雨天順延や休養日を含む)の開催となり、球児たちの熱い夏が始まります。緊迫した場面にドキドキしたり、奇跡を呼び込むような瞬間や夢の終わりを告げる瞬間に目頭を熱くしたりするなど、輝きを放つ夏の甲子園を是非一緒に応援していきましょう!
さて、そんな夏の甲子園を生で観戦すべく、球場へ赴く方もいらっしゃるかと思います。その際、特に熱中症対策は万全にしておきたい所です。また、一昨年2021年には大会の運営にも影響するような、大会最多6度の雨天順延が生じました。8月のこの時期は、台風や前線による荒天に加え、発達した積乱雲から生じる急な強い雨や雷雨といった天気の急変についても気をつけておく必要があります。
このコラムでは、熱中症予防のための知識として暑さ指数の紹介、現地観戦する際の熱中症対策や天気の急変にも備えたおすすめアイテムを紹介していきます。

暑さ指数(WBGT)とは

はじめに暑さ指数(WBGT)について紹介します。
暑さ指数(WBGT)とは熱中症を予防することを目的とした温度(℃)の指標になります。
甲子園に近いアメダス神戸を参考として、8月の半旬ごとの気温は上表の通り、この時期の日最高気温は30度を超える高い値となっています。この気温に加え、湿度や輻射熱(ふくしゃねつ:日差しから受ける熱、地面や建物などから出ている熱)が考慮されています。日常生活や運動をする際に、この暑さ指数が28℃以上のときは熱中症に警戒が必要となってきます。
普段の生活で、テレビやラジオ、インターネットで翌日の天気や気温を確認されると思いますが、現地観戦を予定される際は、暑さ指数についてもチェックしてみてください。暑さ指数の情報を確認する際は、環境省の熱中症予防情報サイトを利用すると良いでしょう。
2~3日先の暑さ指数を知ることができるので、早めの熱中症対策に繋げていきましょう!

現地観戦の際は熱中症対策万全に!

夏の甲子園は1日に最大4試合開催されます。現地観戦する際は、下記で紹介するアイテムなどを参考に、熱中症対策を万全にしてみてください。

服の素材やアイテムをチェック

甲子園は観客席の大部分が太陽の日差しを受けます。帽子やサングラスを身につけましょう。また、シャツを着る際は黒色より白色を着ておくと気温の上昇を抑えることができます。シャツの機能性としては、吸湿性が高く、速乾性のあるドライシャツを着ておくと安心です。涼感性も備えた機能に優れたシャツもありますので、最寄りの衣料品店やスポーツショップで肌に合ったシャツを探してみるのも良いでしょう。

飲み物・食べ物

飲み物は多めに用意したい所です。終日観戦する場合は、クーラーボックスを用意しておくと軽食も保存できるため安心でしょう。また、凍らせたペットボトルを飲料用と別に用意しておくと、身体を冷やすことができます!さらに、甲子園で売られている名物「かちわり氷」も首元を冷やしたり飲み水にもなったりしておすすめですよ!

そのほかおすすめアイテム

暑さ対策としてハンディ扇風機や扇子があると便利です。また、離席すると甲子園の座席はすぐ太陽の日差しを受けてすぐに熱くなるため、使い捨てできる冷感座布団などもあると安心です。

天気の急変にも備えを


台風が直撃するような場合、前日から中止の発表があるケースもありますが、梅雨が明けて、夏の日差しが降り注ぐ日も多い中、この時期は天気の急変にも気をつけなければいけません。特に、夏の晴れた日には積乱雲が発達しやすく、30分から1時間程度の短い期間の中でも急な強い雨や雷雨になる可能性があります。
甲子園の現地観戦では100円均一ショップなどで揃えられるポンチョなどを準備しておくと安心です。折り畳み傘は応援席の邪魔になる可能性があるため、球場外での使用がよいでしょう。
また、雨に濡れた状態や汗冷えは風邪を引いてしまうことにも繋がります。タオルや着替えは余分に準備してください。

このコラムでは熱中症対策を主に紹介しましたが、8月もまだまだ暑い日が続きます!
身体の疲れが溜まりやすい時期となりますので、熱中症対策はもちろんのこと、ゆっくりと休息をとることも大切です。
体調管理にはお気をつけください!

<参考>
環境省:熱中症予防情報サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/
高校野球連盟
http://www.jhbf.or.jp/