週間天気 台風3号の動向に要注意!梅雨前線活発化で再び大雨の可能性も

台風+前線で再び大雨のおそれ

7日(水)9時現在、台風3号はフィリピンの東を北上していて、11日(日)には強い勢力で日本の南に達する予想となっています。その後の進路は不確実ながらも、高気圧の縁に沿って進み、進路次第では本州に影響の出る可能性もあります。
また、先週末は台風2号由来の暖かく湿った空気が梅雨前線に流れ込むことで、台風本体から離れた本州でも線状降水帯が発生するなど、記録的な大雨となりました。今回も本州付近には梅雨前線が停滞しますので、台風の接近前から大雨となるおそれがあります。今後の情報に注意し、避難場所や非常用の持ち出し袋を確認するなど、災害への備えを見直しましょう。

東北・北陸・関東甲信は梅雨入りの可能性

8日(木)は東北や北陸で日差しが届きますが、前線や低気圧の影響で、雨やくもりの天気が続くでしょう。関東甲信では早ければ8日(木)にも梅雨入りとなる可能性があり、東北や北陸でも前線の動向次第ですが、今週末に梅雨入り発表となるかもしれません。
9日(金)は低気圧が通過するため、雨脚が強まるでしょう。また11日(日)には台風3号が日本の南海上に達し、来週は前線に向かって台風から暖かく湿った空気が流れ込むことで、大雨となるおそれがあります。
最高気温は25度前後の日が多く、湿度が高くジメジメした暑さとなりそうです。日差しが控えめでも熱中症対策を行ってください。

西日本は太平洋側中心に大雨

前線が北上するため、東海や西日本も雨やくもりの天気が続きそうです。9日(金)にかけては前線上を低気圧が進み、太平洋側を中心にまとまった雨となるでしょう。先週末の記録的な大雨の影響で、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる可能性があります。土砂災害や川の増水・氾濫に警戒・注意してください。また、台風由来の暖かく湿った空気が流れ込むことで、前線の活動が活発になり、11日(日)頃から再び雨脚の強まる所があり、台風のコースや前線の位置次第で、来週は大雨のおそれがあります。
沖縄は9日(金)まで晴れ間が出て、梅雨の中休みとなりますが、10日(土)以降は梅雨空が戻るでしょう。沿岸の海域では11日(日)頃から台風の影響を受ける可能性がありますので、早めに備えを進めてください。
最高気温は26度ぐらいと、梅雨特有の不快な暑さとなるでしょう。風通しをよくしてお過ごしください。