母の日は、母親に感謝の気持ちを伝えるための日で、日本では一般的に5月の第二日曜日に定められています。
このため、今年2023年の母の日は、5月14日の日曜日となっています。
この記事では、母の日の由来やカーネーションを送る意味、カーネーションの栽培に適した気候をご紹介します。母の日を迎える前に、ぜひ参考にしてみてください。
母の日の由来とカーネーションを贈る理由
母の日の起源は、約100年前のアメリカ合衆国にあります。アンナ・ジャービスという女性が、社会活動家だった母に感謝し、5月の母の命日を悼むために母が教師をしていた教会で記念会を開きました。アンナ・ジャービスは記念会の参加者に、母が好きだったカーネーションを送ったことから始まったと言われていて、アメリカでは1914年に「5月の第二日曜日は母の日」と制定されたそうです。
日本ではいつから?
日本で母の日が定着したのは明治末期〜大正時代の頃、アメリカからキリスト教由来の行事として伝わってきました。
当初は、教会での礼拝や、母親に手紙を書いて送ることなどで祝われていましたが、やがてお菓子メーカーなどが母の日として取り上げ、メディアで大きく取り上げられたことで、お花やプレゼントを贈ることなどが一般的となり、日本でも母の日が定着しました。
カーネーションの栽培に適した気候
カーネーションの栽培には、涼しい気候が適しています。特に、日中の気温が20℃前後、朝晩の気温が10℃ぐらいで、適度な湿度がある環境が最適です。過度な乾燥や高温、寒さに弱く、これらの環境下では花や葉が傷みやすくなります。
また、日当たりが良く風通しの良い環境など、適切な栽培環境を整えることも大切です。高温多湿には弱いため、梅雨時期は湿度に注意し、夏場の気温が高い日は直射日光を避け、カーテン越しなどに置きましょう。
もらったカーネーションの切り花を長持ちさせるには?
母の日はカーネーションを切り花でもらうことも多いですよね。せっかくもらったお花は出来るだけ長持ちさせたいものです。
①余分な枝葉は切り落とし、水に浸からないようにする
②茎は斜めにカットして水切りをする
③直射日光の当たらない、風通しの良い場所に置く
④花瓶の水はできるだけ毎日交換する
カーネーションの葉は腐りやすいため、水に浸からないようにしましょう。また、葉に養分がいってしまわないよう、カットすることも大切です。
水切りとは、水の中で茎をカットすることで、ハサミを斜めにして切ることで水を吸い上げやすくさせます。
飾る場所は、直射日光を避け、風通しの良い場所がおすすめです。エアコンの風が直接当たる場所も、花や葉が傷みやすくなってしまうため、避けましょう。
また、花瓶の水はできるだけ毎日交換し、花瓶に汚れやぬめり気などがある場合は、清潔にすることも重要です。
カーネーションの切り花は比較的長持ちしやすく、母の日のある5月の時期であれば、約1週間〜10日ほど日持ちします。
これらのポイントを意識し、少しでも長く楽しめると良いですね!