旬のたけのこ!アク抜き方法は?筍ご飯や煮物のレシピもご紹介

春の訪れを感じさせてくれる”たけのこ”

煮物や筍ご飯をはじめ、炒め物やホイル焼きなど、様々な料理と相性がよく、食感や香りが良いことが特徴です。今日は、たけのこの旬や選び方、アク抜き方法、レシピなどをご紹介します!

成長に適した気候は?旬はいつ?

たけのこは、暖かい地域の方が栽培に適していて、最低気温が10℃を上回る頃に芽を出し、収穫が始まると言われています。このため、日本では西日本を中心に栽培されており、様々な種類がありますが、国内の店頭で出回っているのは、主に「モウソウチク」という種類の竹から採取されたものです。

また、「雨後の筍(うごのたけのこ)」という言葉があるように、たけのこは雨上がりにぐんぐん成長します。成長スピードが非常に早く、すぐに竹になってしまうため、生たけのこを楽しむことができるのは限られた期間です。早堀りのものは年末から収穫されますが、一般には2月下旬から5月下旬までが旬の時期となります。

 

生たけのこの魅力!

たけのこは、世界では中国で多く生産されていて、日本には水煮などで輸入されています。
水煮は、スーパで一年中買うことができますが、生たけのこを味わうことができるのは、春の旬の時期だけです。生たけのこならではのシャキシャキとした食感や優しい香りを楽しむことができるため、1シーズンに一回はぜひ食べたいですね!

ちょうど今は、たけのこの旬真っ盛りを迎えています。
ここからは、実際に調理する際の選び方やレシピをご紹介します!

選び方

たけのこを選ぶ際は、次のようなポイントを見ると良いでしょう。日が当たり過ぎたたけのこは、皮の色が濃い茶色になり、アクが強くなっている場合が多いです。

・形がずんぐりしている
・伸びすぎていない
・皮の色が薄茶色
・根元の切り口の色が白くてみずみずしい

アク抜き方法は?

たけのこは、収穫された直後からアクが発生し、えぐみが増しておいしさが半減してしまいます。そのため、買ったらすぐにアク抜きをする必要があります。

〜材料〜
・生たけのこ2~3本

・米ぬか1カップ
・赤唐辛子1本

〜手順〜
①外側の皮を2~3枚むいてザッと洗っておく。
②根元の固い部分と穂先5~6cm切り落とし、上の部分から縦に2~3cmの切れ目を2本入れる。
③鍋にたけのこと、たけのこがかぶるくらいの水を入れ、米ぬか、赤唐辛子を加え、強火で煮る。
④沸騰したら、落としぶたをして、吹きこぼれないように弱火で40分~1時間グツグツさせる。
⑤根元に竹ぐしを刺して、スッと通ればOK。
⑥火を止めて湯止め(鍋のまま冷めるまで置く)。
⑦完全に冷めたら、水洗いしてぬかを落とし、①で入れた切り込みから皮をむく。

※切ってから保存する場合は、穂先から真ん中は縦方向に、根元の部分は横方向に切るのがおすすめ

保存は蓋つき保存容器でたけのこが完全に浸る程度の水を入れ、冷蔵庫で保存。
使い切るまで水は毎日交換し、新鮮な状態を保つ。

たけのこレシピ

レシピ① 【たけのこご飯】 

〜材料〜 (二合分)
・お米 2合
・たけのこ 小1本(約150g)
・油揚げ 1/2枚
・しょうゆ 大2
・みりん 大2
・和風だし(かつおや昆布からとったものでも、和風顆粒だしを使ってもよい)
・木の芽(山椒の若葉) 適量 

〜作り方〜
①お米を研いで30分~1時間浸水させておく(炊き上がりがふっくらとなるため!)。
②食材を切る。
・たけのこの穂先は5mm幅の短冊切り、根元はイチョウ切り

・油揚げは5~6mm四方
③お米の水を切って内釜に入れ、みりん、しょうゆ加える。
また、だし汁を二合目の目盛(300ml)まで入れる。

④ ザッと混ぜたら、油揚げ、たけのこを加えてスイッチオン。
※今回は浸水したので普通コース(浸水ナシなら炊き込みコース)
⑤ 木の芽をちらす。

レシピ② 【筍の土佐煮】

 

〜材料〜 (4人分)
・たけのこ 小1本(約150g)
★しょうゆ 50cc
★酒 50cc
★みりん 50cc
★水 50cc
・細削りのかつおぶし 60g 

〜作り方〜
①たけのこと★を沸騰するまで強火でひと煮立ちさせる。
②かつおぶし入れて混ぜ、汁気がなくなるまで弱火で煮る(10分ぐらい)。
③お好みで木の芽を盛り付けて完成!

 

いかがでしたか?
たけのこ料理は少々手間がかかりますが、食卓から春を感じさせてくれます!
この春はぜひ、生たけのこを頂いてみてはいかがでしょう!

 

【参考資料】
・農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2103/spe1_02.html