【号外発表】師走スタートは全国的に厳しい寒さに 今週は気温変化に要注意

前線の通過後は強い冬型の気圧配置に

29日(火)から30日(水)にかけて、低気圧からのびる寒冷前線が通過し、この前線の通過後は、強い冬型の気圧配置となるでしょう。上空には今シーズン一番の寒気が流れ込み、平地で雪の降る目安とされる、上空1,500メートル付近で-6度以下の寒気は中国地方の山陰付近まで南下しそうです。
このため、北日本日本海側を中心に平野部でも雪が降り、積雪の急増するおそれがあります。西日本の日本海側でも、山沿いを中心に今シーズン初めて雪の降る可能性がありますので、峠越えを予定されている方は、スタッドレスタイヤやチェーンを用意してください。

気温変化大!一気に真冬並みの寒さに

今週は、気温変化の大きい1週間となりそうです。
週前半は、低気圧に向かって南風が吹いて全国的に気温が上がりますが、29日(火)から30日(水)頃にかけて、前線が通過した後は北風へと変わり、強い寒気が流れ込むでしょう。
12月スタートの1日(木)は各地で気温がガクッと下がり、11月28日(月)11時発表の最新の週間予報では、予想最高気温は、札幌で-1度、福岡は9度と、真冬並みの寒さとなりそうです。大阪で12度、東京も13度と、北風が冷たく感じられるでしょう。
11月の気温を振り返ると、全国的に平年より高めに推移し、ストーブや加湿器をまだ使っていない方は、本格的な使用を前に電源を入れて不具合がないか確認するなど早めの試運転がおすすめです。


気象庁 前3か月間の気温経過(2022年11月28日更新)をもとに画像を一部加筆

12月スタートは冬服が活躍

札幌では、30日(水)はニット+冬物コート、1日(木)はダウンコートが必要な寒さとなりそうです。マフラーや手袋、使い捨てカイロなども用意しておくとよいでしょう。
東・西日本では、30日(水)頃までは日中は軽めの服装で過ごせますが、1日(木)は各地で冬服が活躍しそうです。北風でさらにヒンヤリと感じられますので、風を通しにくい厚手のコートを用意しましょう。

<引用・参考>
気象庁 前3か月間の気温経過(閲覧日:2022年11月28日)
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/longfcst/tenkou/hensa_temp.html