- 猛烈な台風11号は今後北上へ
- 北・東日本は局地的に雨脚強まる
- 西日本は荒れた天気に
猛烈な台風11号は今後北上へ
1(木)9時現在、台風11号は猛烈な勢力で、宮古島の南海上を南よりに進んでいます。3(土)頃から北よりに進路を変え、この週末に沖縄へ再接近しそうです。台風の予報円が大きく、進路は不確実ながらも、6(火)には対馬近海へ進むでしょう。
また、期間の前半は、本州付近には秋雨前線が停滞し、台風由来の暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発化しそうです。
北・東日本は局地的に雨脚強まる
3(土)から4(日)にかけては、前線付近で雨脚が強まるでしょう。また、傘マークがなくても、大気の状態が不安定となり、局地的に雨や雷雨となるおそれがあります。
6(火)以降は、台風は温帯低気圧の性質を持ちながら、日本海を北上しそうです。沿岸部では波が高まり、内陸部も含めて広い範囲で風が強まるでしょう。船舶の固定など早めに対策を行ってください。
日中の気温は、北海道や東北北部は25度前後と、ほぼ平年並みとなるでしょう。東北南部や北陸、関東は、4(日)までは30度に届くかどうかですが、5(月)以降は32度ぐらいで、蒸し暑くなりそうです。
西日本は荒れた天気に
前線や台風の影響で、6(火)頃までは広く雨が降るでしょう。台風付近では活発な雨雲が掛かり、台風から離れている地域でも、大雨となるおそれがあります。特に、南東斜面では雨量の増える可能性があります。風も強まり、荒れた天気が予想されますので、早めの避難や対策を心掛けてください。7(水)以降は回復へ向かいますが、雨がやんでも川や崖など危険な場所には近づかないようにしましょう。
日差しは控えめでも、日中の気温は32度ぐらいまで上がり、厳しい蒸し暑さとなりそうです。時間や場所を問わず、熱中症のリスクが高まりますので、こまめに水分補給をし、室内では冷房を使用して快適さを保ってください。
※次回以降は、毎週水曜日と日曜日の発表となります。